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2019.11.10

うがい薬

こんにちは

この頃はめっきり肌寒い季節となってきました。少しづつ春と秋の期間が短くなっているように感じます。

今回は含嗽剤、所謂「うがいぐすり」についてお話しさせて頂きます。

うがい薬の成分には、色々な用途があります。菌を抑制するもの、炎症を抑えるもの、口臭を防止するもの様々です。

それぞれについて説明させて頂きます。

①炎症を抑える目的:アズレンスルホン酸ナトリウム・・・咽頭炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷などに使用します。商品は「水溶性アズレン含嗽用顆粒」があります。

使用方法は1回4-6mgを約100mlの水または微温湯に溶かして1日数回うがいするというものです。回数については人によって異なります。

注意して頂きたいことは歯を抜いた後に激しくうがいしてしまうと血餅と言われるカサブタのようなものが一緒に流れてしまう為、歯を抜いた後は激しくゆすがない様気をつけてください。

②殺菌消毒を目的・・・⑴イオン系、⑵非イオン系

⑴イオン系・・・イオン系の成分は歯や粘膜にくっつき易く、お口の中に残って長く効果を発揮してくれます。ですが、浸透する力が弱いため、お口の中にべったりと汚れ付いている場合は効果が薄れてしまいます。

イオン系含嗽剤にはグルコン酸クロルヘキシジン,塩化セチルピリジニウムなどの成分がありこれらのは、現在販売されている様々な歯科商品に含まれています。

グルコン酸クロルヘキシジンはとても効果のある成分ですが、濃度が高過ぎると逆に体に良くないものです。日本では、この成分でアナフィラキシーショックを引き起こした例があるため、濃度の高いものは認可がおりてません。

⑵非イオン系・・・非イオン系にものは短い時間しか効果が無いのですが、汚れの中へ浸透する力が強く、汚れの中まで殺菌する効果があります。

非イオン系にはポビドンヨードやトリクロ酸、エッセンシャルオイルなどがあります。

ポビドンヨードが入ってる商品は「イソジンガーグル液」等があります。

使用方法は15-30倍に希釈し1日数回うがいするというものです。

注意点は、甲状腺機能に異常がある方や、造影剤などでアレルギーのでたことがある方は使用しないようにしてください。また確実な研究は中々ないのですが、インプラントを入れている方も控えた方が良いかもしれません。

様々なうがい薬があり、効果、使用方法、注意点も様々です。ここに書ききれないものも多くあります。

ご自身の使用目的、お体に合わせてうがい薬も相談してみた方が良いかもしれません。

ご不明点等御座いましたら、ご相談ください、歯科医師濱岡玄でした。

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