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2021.07.25

知覚過敏

皆さまこんにちは!

毎日暑い日が続いています。

夏バテ、熱中症など体調管理に気をつけてこの夏を乗り切りましょう! 

冷たいものがより一層美味しく感じるこの時期。冷たい物を口にすると一時的にキーン!と歯がしみる、ズキン!と痛むということはありませんか?

冷たいものを飲食するとき以外にも風が当たったり歯磨きをしたりする時、熱い物や酸っぱい・甘い物を口にした時、ツンッと小さな痛みが走ることがあります。

その痛みは小さく、その瞬間だけのものですが、日常生活で何度も繰り返し起こると大きなストレスになるものです。

何らかの刺激が原因となって生じる痛み。これは知覚過敏での症状である可能性が考えられます。

知覚過敏症状は、歯の内側にあるやわらかい「象牙質」が露出してしまうことで発生します。象牙質は歯のエナメル質の内側にある組織です。象牙質には無数の象牙細管が歯の中心に向かって伸びています。象牙質がむき出しになると、外部からの刺激(冷たい飲みものなど)が象牙細管を通って歯の内側の神経に伝わり、結果として瞬間的に鋭い痛みを感じるようになります。これが知覚過敏症状の痛みの特徴です。

象牙質が露出する、歯肉が下がる(歯肉退縮)にはいくつかの原因があります。

 

【原因】

1.かみ合わせの異常

2.歯周病の進行

3.誤った歯みがき

・強い力での歯みがき

・歯ブラシを大きく動かす

・かたい歯ブラシの使用

4.加齢など

 

そして、知覚過敏での予防方法、対処方法には、

セルフケア(自分自身で行う予防)

歯をみがくときには、

1.力を入れすぎないようにしましょう

2.歯ブラシを大きく動かさないようにしましょう

3.歯肉退縮が起きている場合、歯の根元付近のプラークをていねいに取り除きましょう

4.知覚過敏予防歯みがき剤を使いましょう

知覚過過敏予防歯みがき剤に入っている薬用成分が、露出した象牙細管の入口をふさぎ知覚過敏を予防したり、症状を和らげます。

【知覚過敏予防歯みがき剤配合の主な薬用成分】

乳酸アルミニウム

硝酸カリウム

 

 

 プロケア(歯科医院で行う予防・処置)

症状が続くようであれば、早めに歯科医院に相談し、適切な処置と指導を受けましょう。

歯科医院での処置としては、

1.フッ化物塗布をすることで、象牙質の再石灰化を促進して象牙細管の開口部の狭窄・封鎖を促進する。

2.象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する。

3.原因となるかみ合わせを調整する。

 

 

歯に傷や異常が見られた場合はもちろんですが、普段から定期的なクリーニングやメンテナンスを受け、歯の健康診断を行っておくことも知覚過敏を未然に防ぐポイントです。

特に痛い、しみるといった症状がわずかでもある場合には早めに受診してみてくださいね。

 

 

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 辻尾が担当しました。

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