お子さんの仕上げ磨き

皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?8月ももうすぐ終わりますね。

さて、今回はお子さんの仕上げ磨きについて書いていきたいと思います。

乳歯は永久歯よりもむし歯になりやすいのはご存知でしょうか?

何故、むし歯になりやすいかというと、乳歯は永久歯よりもエナメル質が約1/2薄く、柔らかいからです。

また、お子さんは自分では十分に磨けなかったり、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は歯並びが複雑で磨きづらく、むし歯の原因であるプラーク(歯垢)をしっかりと落としきれない結果、むし歯ができてしまいます。

そのため、保護者による「仕上げ磨き」がむし歯予報に重要な役割を果たしてくるのです!

いくつか仕上げ磨きのポイントをお伝えしたいと思います。

・お子さんをまっすぐ寝かせる。

頭の位置が不安定だとしっかりと磨けません。あぐらをかいてそこに頭をおいてもらうと安定して磨きやすいです。

・広がった歯ブラシは使わない。

広がった歯ブラシを使用すると、清掃効率が落ちるだけでなく、歯茎を傷つける危険性もあります。歯ブラシは毎月交換するようにしてください。また、ひと月経つ前に毛先が広がるようだと力の入れすぎです。やさしい力で磨くようにしてみてください。

・自分磨きと仕上げ磨き用の歯ブラシは使い分ける。

仕上げ磨き用の歯ブラシは柄が長く保護者の方が仕上げ磨きしやすいような形状で作られています。是非使い分けてみてください。また、ワンタフトブラシ(先の小さなブラシ)を使用すると本人が磨けず、仕上げ磨きでも行き届きにくい箇所に届きやすいです。

・フロスや歯間ブラシを使用する。

自分ではフロスを通すことが難しいお子さんには仕上げ磨きの時にフロスを通してあげてください。また、小さな頃からフロスを使用することで、自分でフロスを通す年齢になった頃に移行しやすいです。小さな頃から習慣化させてくださいね。

・臼歯(奥歯)を磨くときは頬の粘膜を引っ張って見やすい状態で磨く。

やみくもに磨くと歯ブラシが当たってない部分が出てきてしまいます。奥歯を磨くときは頬の粘膜を引っ張り、見えるようにしてから磨いてみてください。

・上の前歯を磨くときは上唇小帯に注意。

上唇と歯茎の間にあるスジである上唇小帯は痛みに敏感です。この部分に当たらないように左右に分けて磨いてください。痛い思いをさせてしまうと、歯磨き嫌いになってしまいますので、注意してみてください。

 

このようなことに意識を向けて仕上げ磨きをしてみてください!

お困りのことがございましたら、ぜひメインテナンスの際に担当歯科衛生士にお伺いください(*^^*)

 

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 相澤

口内炎

皆さま、こんにちは!

お盆は過ぎましたが、まだまだ厳しい暑さが続いています。

昼間だけでなく朝晩も気温が下がりにくく、暑い時間が長くなっているので、体調管理には十分な注意が必要ですね。

熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。

体調が悪い時、身体が疲れている時、お口の中に口内炎ができて辛い経験をされたことのある方いらっしゃいませんか?

私は今、口の中に口内炎が2つ、できてしまっています

食事をする時辛いですよね。

一般的にもっとも多くみられるのが「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2が欠乏すると口内炎ができます)などが考えられています。

入れ歯や矯正器具が接触したり、頬の内側を噛んでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる物理的刺激によっておこる口内炎を「カタル性口内炎」と呼びます。

ウイルスが原因で起こる口内炎もあります。単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」。

またカビ(真菌)の一種であるカンジダ菌による「カンジダ性口内炎」。

特定の食べ物や薬物、金属が刺激となってアレルギー反応を起こす「アレルギー性口内炎」、喫煙の習慣により口の中が長期間熱にさらされることにより起こる「ニコチン性口内炎」などもあります。

 

口内炎の予防には、「バランスのとれた食事」が大切です。特に、口腔内の粘膜修復や疲労回復、免疫力向上に役立つ「ビタミンB群」や「ビタミンC」などの摂取が効果的です。

口の中に雑菌を溜めないためにも、口の中が乾いた状態にならないよう、ガムなどを噛んで唾液腺を刺激してあげることもオススメです。このときに、虫歯を防いでくれる働きのあるキシリトールを配合したガムを選ぶとさらに効果的です。

そして、予防のためには、口の中を清潔に保つことも重要です。食事の後は、ポピドンヨードなどの殺菌成分が配合されたうがい薬でうがいをして口の中を清潔に保つことで、できてしまった口内炎の治りも早くなることが期待できます。

1週間以上治らない場合は、自然治癒が難しい何か別の要因がある可能性があるかもしれません。

口内炎がなかなか治らない場合は、一度、歯科医院を受診してくださいね。

 

 

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

担当は歯科衛生士 辻尾でした✳︎

歯の色

こんにちは。

連日猛暑が続いておりますが体調崩されていませんか?
暑い夏は、熱中症予防にも冷房は必須と言われていますが、一方で冷房病(クーラー病、エアコン病とも言われます)にも気をつけなければいけません。

冷房病は、自律神経と関係があり、冷房の使いすぎにより自律神経のバランスが乱れると体調不良を引き起こしてしまいます。(自律神経は体温調節や発汗などのコントロールをしています)

・足腰の冷え
・疲労感、だるさ
・肩こり
・頭痛
・食欲不振
・神経痛、腰痛
・下痢、便秘、腹痛
・不眠
・むくみ
・頻尿
・鼻炎
・月経不順

なども症状として挙げられます。

急激な気温変化は良くないため、外気温に合わせてのエアコンの温度設定や、直接冷風を浴びないなど、上手く工夫をして冷房を活用しながら、熱中症・冷房病の予防をしていきたいですね。

 

さて、話は変わりますが
メンテナンスをさせていただく際に、「歯の茶色いのが気になります」とお話を聞くことがあります。

クリーニングで綺麗にできるものや治療が必要なものなど、原因は様々です。

原因
①虫歯によるもの
②歯の神経が死んでしまった(神経の治療をした歯も同様)
③レジンの経年劣化(詰め物や被せ物の材料によっては経年劣化により変色してしまうことがある)
④飲食物や喫煙などによる着色(ステイン)
⑤加齢による変化
⑥抗生物質の影響(幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を服用すると、副作用として歯の変色が起きる)

このうち、歯の表面についた着色(ステイン)に関してはクリーニングで綺麗にすることが可能です!
他の原因には、詰める・被せる治療やホワイトニングがありますが、ご自身での判断は難しいと思いますので、ご相談いただければと思います。
ぜひ、定期的なチェックも兼ねてご来院ください🌟

 

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

担当は歯科衛生士 山口でした。

噛む力の重要性

こんにちは☺︎
長かった梅雨も明け、ようやく夏本番となりましたね!
毎日気温が高い日が続きますので、くれぐれも熱中症にはお気をつけください。

さて、話は変わりますが、普段の食事でよく噛んで食べることは意識していますか?
噛む力(咬合力)を維持するということは、食生活や身体の健康にダイレクトに繋がっています。
人間の噛む力は食事のときで、だいたい自分の体重くらいの重さがあると言われ、男性であれば60kg、女性であれば40kgほどと言われています。
噛む力が衰えるとどうなることが想像できますか?
食事が楽しくなくなったり、軟らかいものばかり好んで食べるようになることが想像しやすいかと思います。
しかしそれだけでなく、噛む力(咬合力)が衰えると咀嚼力が衰えます。
そうすると咀嚼の回数が減り、脳への刺激が減少することで認知症やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病にまで発展することが考えられるのです。
噛む力が衰える理由は老化だけではなく、食生活の変化や、虫歯・歯周病などの口腔疾患によって歯を失う事でも噛む力は低下します。
噛む力を保つためには、出来るだけ歯を失わないことが大事です。
奥歯の一番大きな第一大臼歯をたった1本失うだけで噛む力は約半分に低下すると言われており、仮に入れ歯を入れたとしても自分の歯で噛む本来の力には及びません。
近年では高齢者だけでなく子供の噛む力も弱くなっているという声もあります。
乳歯から永久歯へ生え揃うのはだいたい12歳前後で、そのころには咀嚼力も乳歯が生え揃った頃のおよそ3倍になると言われています。
筋肉や歯の発育・発達状況によって噛む力や飲み込む力には個人差があるので、お子さまの歯の生え方や食事の様子を観察して、硬すぎず軟らかすぎない食事をさせるように工夫してみるといいでしょう。
噛む力を鍛えるために日々の食事で噛む習慣を身につけることも大切ですが、虫歯や歯周病予防を行い、歯を失わないように取り組むことも大切です。
歯の健康・寿命を守るため、毎日の歯磨きに加えて、3ヶ月〜半年に1回は歯科医院で定期検診を受けて口腔内をチェックしてはいかがでしょうか。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科衛生士 新保が担当いたしました。

熱中症

皆さまこんにちは。長かった梅雨も明け関東もようやく梅雨明けしましたね。毎日毎日雨ばかりですっきりしない天気が続きましたが、8月に入り、ようやく夏らしい気候になってきました。蝉の鳴き声も勢いが増した気がします。

 

さて、そんな暑い時期に怖いのが熱中症です。よく聞く単語ですが皆さまはどういうものか知っていますか?

熱中症とは気温の高い環境で起こる健康障害の総称です。体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、倦怠感、痙攣や意識障害の症状が起こります。

熱中症の要因は「環境」、「からだ」、「行動」の3つで、これらが重なったときに起こる可能性が高いそうです。

一つ目の要因「環境」は高い気温や湿度、強い日差し、風通しが悪い締め切った部屋などです。

二つ目の要因「からだ」は高齢者や乳幼児、肥満の方、下痢やインフルエンザで脱水状態、糖尿病や精神疾患といった持病、寝不足や二日酔いといった体調不良、低栄養状態など。

三つ目の要因「行動」は激しい運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給できない状況などです。

これらが重なると体温が上昇と調節機能のバランスが崩れ、どんどん熱が身体に溜まってしまい熱中症を起こしてしまいます。

 

熱中症を予防するには涼しい服装をしたり、日傘や帽子を利用したり、水分、塩分補給をこまめに行うと良いとのこと。また、室内ではエアコンや扇風機も上手に使うこも需要です。

そして、水分補給する時は水やお茶だけでなく塩分も必要なのでスポーツドリンクや経口補水液が良いそうです。緑茶や烏龍茶、アルコールは利尿作用があるので要注意です。

 

このご時世、室内で過ごすことも多いと思います。屋内でも熱中症に気をつけてお過ごし下さい!

 

担当は世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック 歯科衛生士の田村でした。