手洗いの大切さ

新年、明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

日中も寒い日が続いておりますが、体調はくずされていませんか?

外気は冷たいですが感染予防のための換気は定期的に出来ていますでしょうか?


感染予防に換気はすごく重要です。

この時期は換気が少なくなりがちですが、 2~3時間ごとに空気の入れ替えをしましょう。

換気以外の基本的な感染予防として手洗いうがいがあります。

今回はみなさんに改めて正しい手洗いうがいをご紹介したいと思います。

 

【正しい手の洗い方】

①まず、手指を流水で濡らす

②石けんを適量、手の平に受けとる

③手のひらと手のひらを擦り合わせよく泡立てる

④手の甲をもう片方の手のひらでもみ洗う(両方)

⑤指を組んで両手の指の間をもみ洗う

⑥親指をもう片方の手で包むもみ洗う(両手)

⑦指先をもう片方の手のひらでもみ洗う(両手)

⑧両手首までていねいにもみ洗う

⑨流水でよくすすぐ

 

いかがでしたか?

みなさんは正しい手洗いうがいは出来ていましたか?
細菌やウイルスから、ご自身の身を守るためにも正しい手洗いうがいを毎日続けることが大切です。


1人お1人が衛生的な生活を心がけ正しい手洗いうがいで感染を予防していきましょうね。

皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

 

世田谷区 千歳烏山  浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 安部が担当致しました。

バイオフィルム除去

こんにちは!

今年の関東の桜は、平年よりかなり早い開花となりました。

見頃は過ぎてしまいましたが、よいお天気が続き、青空と新緑が目に眩しく心地よい季節ですね。

 

さて、皆さま、「バイオフィルム」ってご存知ですか?

 

例えば、お風呂場の排水溝や、キッチンの三角コーナーのヌルヌル。

あのヌメリがバイオフィルムです。いわゆる「粘性のある細菌膜」のことをそう呼びます。

また、口腔内の細菌のかたまりである歯垢(プラーク)もバイオフィルムのひとつです。

歯磨き後8時間たったころから歯の表面に細菌が付着して仲間を増やしていきます。そこから48時間後には急速に菌が成長し、72時間後には完全なバイオフィルムとなってしまいます。

歯周病の直接の原因は歯垢、つまりバイオフィルムです。歯と歯肉の境目には歯肉溝(しにくこう)とよばれる浅い溝があり、そこにたまった歯垢中の細菌が歯周病の原因になります。

バイオフィルムが形成されると、その内部で細菌が毒素を出し歯周病を引き起こし悪化させます。

バイオフィルムは、うがいやデンタルリンス、抗菌剤を使用しても簡単に除去することはできません。

機械的に細菌集落を取り除くことが重要です。

つい、お酒を多く飲んでしまった日は歯を磨かないで寝てしまう、また歯磨きを疎かにしてしまうという方も多いと思いますが、患者さんご自身で行っていただく歯磨きはとても重要です。

 

バイオフィルムを物理的に取り除く毎日のプラークコントロールのテクニックをしっかり習得し、定期的に検診をしてプロフェッショナルケアを受けることが大事になってきます。

 

ご自宅でのセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアを駆使しながら、歯周病トラブルのない健康なお口を維持していきましょう。

当院では3カ月に1度の定期クリーニングをお勧めしております。

 

是非、浜岡歯科クリニックでお待ちしております!

 

世田谷区  千歳烏山 

浜岡歯科クリニック歯科衛生士 辻尾が担当いたしました。

うがい薬

こんにちは

この頃はめっきり肌寒い季節となってきました。少しづつ春と秋の期間が短くなっているように感じます。

今回は含嗽剤、所謂「うがいぐすり」についてお話しさせて頂きます。

うがい薬の成分には、色々な用途があります。菌を抑制するもの、炎症を抑えるもの、口臭を防止するもの様々です。

それぞれについて説明させて頂きます。

①炎症を抑える目的:アズレンスルホン酸ナトリウム・・・咽頭炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷などに使用します。商品は「水溶性アズレン含嗽用顆粒」があります。

使用方法は1回4-6mgを約100mlの水または微温湯に溶かして1日数回うがいするというものです。回数については人によって異なります。

注意して頂きたいことは歯を抜いた後に激しくうがいしてしまうと血餅と言われるカサブタのようなものが一緒に流れてしまう為、歯を抜いた後は激しくゆすがない様気をつけてください。

②殺菌消毒を目的・・・⑴イオン系、⑵非イオン系

⑴イオン系・・・イオン系の成分は歯や粘膜にくっつき易く、お口の中に残って長く効果を発揮してくれます。ですが、浸透する力が弱いため、お口の中にべったりと汚れ付いている場合は効果が薄れてしまいます。

イオン系含嗽剤にはグルコン酸クロルヘキシジン,塩化セチルピリジニウムなどの成分がありこれらのは、現在販売されている様々な歯科商品に含まれています。

グルコン酸クロルヘキシジンはとても効果のある成分ですが、濃度が高過ぎると逆に体に良くないものです。日本では、この成分でアナフィラキシーショックを引き起こした例があるため、濃度の高いものは認可がおりてません。

⑵非イオン系・・・非イオン系にものは短い時間しか効果が無いのですが、汚れの中へ浸透する力が強く、汚れの中まで殺菌する効果があります。

非イオン系にはポビドンヨードやトリクロ酸、エッセンシャルオイルなどがあります。

ポビドンヨードが入ってる商品は「イソジンガーグル液」等があります。

使用方法は15-30倍に希釈し1日数回うがいするというものです。

注意点は、甲状腺機能に異常がある方や、造影剤などでアレルギーのでたことがある方は使用しないようにしてください。また確実な研究は中々ないのですが、インプラントを入れている方も控えた方が良いかもしれません。

様々なうがい薬があり、効果、使用方法、注意点も様々です。ここに書ききれないものも多くあります。

ご自身の使用目的、お体に合わせてうがい薬も相談してみた方が良いかもしれません。

ご不明点等御座いましたら、ご相談ください、歯科医師濱岡玄でした。

 

 

 

 

 

歯磨き後のうがいについて

こんにちは!歯科衛生士の相澤です。

秋になり、サンマをまだ食べていないことに気づき食べに行ってきました。

やっぱり美味しいですね。サンマ。

ご飯を食べて、一息ついたら、歯を磨きます。

そのあとにうがいをして終わりです。

さて、みなさんは歯磨き後に何回うがいをしていますか?

1回?2回?歯磨き粉の味がなくなるまで沢山?

多くの歯磨き粉にはフッ素(フッ化物)が含まれています。フッ素にはむしば予防の効果が有あり、歯磨きの後にしっかりゆすいでしまうと、歯磨き粉に含まれる成分が流されてしまいます。

つまり、うがいの回数は少ない方がいいのです!

また、水の量は少なくしましょう。

1回のゆすぎで、10ml程度の水で軽くゆすぐ程度で十分です。

初めは口の中に歯磨き粉が残った感じがイヤに感じるかもしれませんが、すぐに慣れてくると思います。是非今日から実施してみてください。

また、フッ素だけではなく歯周病予防や予防に効果的な成分も含まれている歯磨き粉があるのでそのような成分もうがいのしすぎで流されないようにしたいですね。

歯科衛生士 相澤