フッ素入り歯磨き剤の効果的な使い方

こんにちは。歯科衛生士の佐藤です。寒くなってて来ましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
前回はフッ素いり歯磨き剤のペーストやジェルについてお話ししましたが、本日は【フッ素の効果を最大限に引き出すフッ素配合歯磨剤の使い方】をお話しします。

虫歯から歯を守るフッ素

 

スウェーデンでは1970年代より高濃度歯磨き剤が推奨されてきました。フッ素入り歯磨き剤を使った毎日の歯磨きは虫歯と歯周病の両方を予防できる最もシンプルで効果的な方法です。
WHO(世界保健機構)によると1000ppm以上のフッ素配合歯磨き剤では500ppm濃度が高くなるごとに虫歯の予防効果が6%高くなると言われています。

安全で効果が高い濃度として1450ppm の歯磨剤は世界的にも推奨されています。さらにフッ素配合歯磨剤はフッ素濃度と共に使用頻度、使用量、歯磨き時間やうがい方法などでその効果が大きく変わります。

 

フッ素の効果を最大限に引き出すフッ素配合歯磨剤の使い方

今回は歯科予防先進国イェテボリ大学で開発された虫歯予防に効果的な磨き方【2+2+2+2テクニックTM】をご紹介いたします。

虫歯予防に効果的な磨き方【2+2+2+2テクニックTM】

1 2回 1日2回歯磨きをする。1450ppmのフッ素入り歯磨剤がお勧め
2 2cm 歯ブラシ全体に歯磨剤を2センチ乗せる。歯面全体に歯磨剤をひろげる。
3 2分 2分間磨く。わずかな水だけですすぐ。(約10m lの水を口に含み歯磨き剤は吐き出さずに歯と歯の間を通過させるようにグシュグシュと30秒間うがいするとさらに効果的)
4 2時間 歯磨き後2時間は飲食を避ける
イェテボリ法 監修 東京歯科大学 衛生学講座 講師 石塚 洋一先生

 

いかがでしたか?
虫歯予防に効果的に効率よい方法 をご紹介いたしました。試していただけたら幸いです。

世田谷区 千歳烏山

浜岡歯科クリニック
歯科衛生士  佐藤

仕上げ磨き

こんちには。

梅雨入りが発表されましたね。
ジメジメの毎日ですが、まだまだマスクも手放せませんね。
熱中症にはくれぐれもお気を付け下さいね!

 

皆さんは子供の歯(乳歯)が何本あるかご存知ですか?

 

乳歯とよばれる子供の歯は全部で

20本あります。

個人差はありますが乳歯列が完成するのが3歳前後です。

そこから6歳前後(小学校入学頃)に前歯からグラグラし始め大人の歯とよばれる永久歯が生えてきます。

この時期に覚えておいて欲しい事は6歳永久歯とよばれる大人の歯が乳歯列の一番奥に抜けずに生えてくるという事です。

前歯はよく見える所ですので、本人はもちろんの事、ご家族や周りの方々にも大人の歯が生えてきたと実感出来ますが、奥歯は覗き込まないとなかなか見えてきません。

気を付けて見ていないと生えてきた事すら気が付かない事もあります…

生え始めの歯は虫歯になりやすいので仕上げ磨きをする際は気を付けてあげて下さいね。

とくに6歳永久歯はとても溝が深く複雑な形をしています。

その為、硬い物でもとてもよく噛む事が出来ますが虫歯にもなりやすいのです。

奥歯まで歯ブラシが当たっているか確認しながら仕上げ磨きをしてあげて下さい。

そしてどんどん乳歯がグラグラし、永久歯が生えてきます。

グラグラしている歯やその近くの歯を磨くのは痛みを伴ったり出血しやすいです。

ですが、磨かないと汚れも溜まりやすく、歯肉も炎症を起こしてしまう事もあります。

やわらかい歯ブラシを選んで優しく歯ブラシを動かしてみて下さいね。

プラーク(歯垢)は力を入れなくても歯ブラシがきちんと当たっていれば取れますので力は入れなくて大丈夫ですよ。

 

永久歯が生えてくる1〜2年前からキシリトールを摂ると永久歯のリスクは93%減少する事もわかっていますので、キシリトールもお薦めです。

キシリトールの摂取の仕方や仕上げ磨きのやり方などご質問がありましたら是非、お声掛け下さいね。

ご来院、お待ちしています。

歯科衛生士 小畑

 

お薬手帳も忘れずに!

皆さん、こんにちは!チーフの山口です。

3月に入り、日中は暖かい日が増えてきましたね!

ですが、東京は昨日突然の雪が降りだしてびっくりしました。

まだまだ日々の気温差がありますので、体調を崩さないようくれぐれもご自愛ください!

 

さて、みなさんは病院や薬局に行くときはお薬手帳を持っていくけれど、

「歯科医院では必要ないだろう」と思っていませんか?

実際にご来院いただいている患者様でも、お薬手帳をお忘れになる方が多くいらっしゃいます。

体とお口の中のことは別物と思われがちですが、実は持病やその治療薬が歯科の治療に与える影響はとても大きいのです。

お薬手帳を拝見すると、服用中のお薬の種類だけではなく、患者様がどんな持病の治療を受けていらっしゃるかもわかりますので、全身状態に配慮した安全な治療を進めることができます。

例えば糖尿病や高血圧などの持病があると、歯科治療後の歯茎の傷が治りにくかったり、持病の治療のために飲んでいるお薬が、歯科治療の際に副作用を起こして治療の邪魔をしてしまうことがあるのです。

患者様の情報を知らずに、治療をすることは絶対に避けたいので、

他科で受けている治療、処方されているお薬をできるだけくわしくお伝えいただきたいのです。

当クリニックに初めてご来院された方には、治療の前に必ずトリートメントコーディネーターがご記入いただいた予診録の情報をもとに、患者様と一緒に内科的な事項の確認をしております。

さらに、当クリニックでは1年ごとに『予診録』の更新をお願いしております。ご面倒おかけいたしますが、なるべく詳しくご記入いただけると助かります。

常用されているお薬が変更になった際は、その都度お伝えください。

治療を安全に、スムーズに進めるため、ご協力をよろしくお願いいたします!

 

コロナウィルス対策について

今般、日本国内でのコロナウィルス感染が拡大しご来院の皆様におかれましてもご心配されていることと存じます。
浜岡歯科クリニックではご来院の皆様の安全確保のため下記の対策を実行しておりますのでご報告いたします。

A)院内感染予防対策

1.患者様、スタッフ全員への感染対策

①玄関にアルコール手指消毒液設置(コロナウィルスにはアルコールが有効)

②待合洗口コーナーに洗口液の設置

③ウィルス殺菌作用のある次亜塩素酸含有の加湿器3台設置(院内全範囲有効)

④個別チェアーに口腔外バキューム設置(6台) 唾液、粉塵の吸入ろ過装置

⑤業務用空気清浄機「エアロシステム35M」の設置

ウィルス不活性化に有効な天井埋め込み式空気清浄機2台設置

⑥患者様ごとに診察器具の滅菌と個別包装

2.スタッフ及びスタッフからの感染予防対策

①毎朝スタッフ全員の体温測定と体調管理シート記入(発熱の場合は自宅待機)

②スタッフ全員のマスク着用

③ゴーグル着用

④口腔外バキューム使用

B)患者様へのお願い

上記の感染対策を行っておりますが、院内での感染防止のため下記の項目にご協力ください。

予約当日、体調不良の方はご予約変更のご連絡をお願いいたします。

体調不良とは?→体温が37.5度以上の方、咳、痰、倦怠感のある方など

来院時の体温測定にご協力ください。(受付にてスタッフが測定いたします。)

体温が37.5度以上の場合は、申し訳ありませんがご予約の取り直しをお願いいたします。ご来院のすべての方々の安全を第一に考えてのことですのでご理解ください。

③マスクは現在品薄状況なので、各自でご自宅よりご持参ください。

以上、現在のコロナウィルス感染拡大の状況を踏まえ、ご来院の皆様の安全確保のためスタッフ一同努力をしておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

医療法人社団恵正会 浜岡歯科クリニック スタッフ一同

 

歯科医師阿部が担当しました。