矯正の治療期間について

あけましておめでとうございます。

新年のご挨拶としては少し遅くなってしまいましたが、本年もよろしくお願いいたします。
中々コロナが終息する気配も感じられませんが、引き続き自身で出来る感染対策に務め健康管理には気をつけましょう。

今回は矯正の治療期間に関するお話をさせていただきたいと思います。
矯正治療は長くかかる感じがあると思いますが、その通りで、だいたい2~3年位はかかる事が多いイメージです。
歯の移動量や年齢、顎の骨の状態等、個人差がいろいろとあるので、もっと短い方も長い方もいらっしゃると思います。
本院でのアライナー矯正ではアライナー1枚で最大0.25mmほど歯が動きます。約1か月で最大1mmしか動きません。
お口の大きさを考えると、全体で歯を1cmも動かせば十分な感じもあるかもしれませんが、全部の歯を同時に動かす事はしないので時間が必要になります。
ある歯を押したり引いたりする為には他の歯を支えとしなければならず、基準となる歯が動かないように、力のかかり具合のバランスをとらないとならないのです。
また歯を動かすために力をかけているのですが、早く動かそうとして力をかけすぎると根の部分に過大な炎症が起こってしまい、根や支えとなる顎の骨に影響を及ぼしてしまいます。
矯正で歯が動いていく原理は根の部分の炎症反応を利用して骨の吸収と添加(歯が進もうとする方向の骨が溶けていき、反対側に新しい骨が作られる)を繰り返しながら移動させています。
歯を動かすためには適切な力、期間、部位のバランスが必要となるので、ある程度の期間がどうしてもかかってしまいます。
もっと期間を短くできませんか?とご希望される方もいらっしゃいますが、適切に歯を移動させるのに必要な期間ですので、無理に期間だけを短くする事はしないほうが良いと思います。
矯正期間中に引っ越しや受験等、何か通院しづらくなるようなイベントが重なりそうな場合は、事前に担当の先生と相談しましょう。

アライナー矯正はマウスピースをはめるだけでは無く、色々と経過のチェックや調整が必要です。
虫歯や歯周病の予防も大切ですので、定期的なお口のメンテナンスも是非おこなってください。
次回はまた他のお話をさせていただけたらと思います。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱田が担当いたしました

アタッチメントの他にも

皆様こんにちは!
コロナを巡る状況は色々と変化していますが体調はいかがでしょうか?
自身で出来る感染対策に務め健康管理には気をつけましょう。

今回も続けて濱田が当ブログを担当させていただきます。
前回はアタッチメントのお話をさせていただきました。
今回はまた異なった種類の装着物のお話です。
アタッチメントは基本的にアライナー矯正を始めてから終了するまで歯面に付いたままの状態です。
ワイヤーを使った矯正では色々な形の補助的なバネを付けたりワイヤーの形を変えたりしますが、アライナー矯正でもアタッチメント以外に補助的な装置を歯面等に付けることがあります。
アライナー矯正は基本的に歯面をマウスピースで覆い個々の歯を掴むイメージで力をかけていくので、どうしても小さい歯や凹凸の少ない歯に力がかかりにくくなります。
そこでどうしても動きが悪い場合は歯面にボタンのような装置を付けてゴムで引っ張ったり、バネの様な装置を一時的に付けたりして歯の移動を行う事があります。
歯牙を動かす距離が大きいと意外と使用期間が長くなってしまう場合もあることをどこか頭の片隅にでも憶えておいていただきたいです。
アライナー矯正は通院回数が少なくすむのもメリットの一つですが、ある程度途中で経過を診て補助器具を付けたほうが良い場合があるので、治療計画に基づいてのチェックをお勧めします。

アライナー矯正はマウスピースをはめるだけのイメージもあると思いますが、色々と経過のチェックや調整が必要なことも知っておいてください。
それでは次回にまた他のお話をさせていただけたらと思います。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱田が担当いたしました

アタッチメント

皆様こんにちは
コロナは完全には終息していませんが、世の中は少しづつですが以前の常態に戻ろうとしている感じですね。自身で出来る感染対策に務め健康管理にはきをつけましょう。

さて、今回も濱田が当ブログを担当させていただきます。
もう少しアライナー矯正の相談を受けた時のお話をしてきたい思います。

皆様だいたいワイヤー矯正の見た目がきになるので、アライナー矯正をお考えだと思います。
ぱっと見た目は自分の歯の周りを透明なマウスピースのようなものが覆っているだけに見えます。
実際には、ご自身の歯の表面に凸型のアタッチメントと言われる突起物が付いています。歯の色と同じなので、良く見ないとわかないかもしれません。

ワイヤー矯正の場合は歯にブラケットを付けそこにワイヤーを通すことで矯正力をかけます。
アライナー矯正ではワイヤーのかわりにアライナーと呼ばれるマウスピースをつけますが、それだけでは歯に加わる力が弱いので、アタッチメントと呼ばれる凸を利用することで矯正力をかけているのです。
矯正は弱い力を持続的に加える事によって歯を移動させていますが、凸の形によって歯を目的の場所へ動きやすくしています。

歯の移動が終了した時に外すのですが、矯正中は凸凹があるので境目がう蝕になるリスクが少し上がりますので歯磨きに十分気をつけてください。

アライナー矯正をお考えの方はぜひ知っておいてください。
それでは次回にまた他のお話をさせていただきます。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱田が担当いたしました

よくある質問

皆様こんにちは!
世の中はコロナのオミクロン株が猛威をふるっていますね。
感染対策に務め健康管理にきをつけましょう。

さて、しばらく濱田が当ブログを担当させていただきます。
皆様からアライナー矯正の相談を受けた時のお話をしてきたい思います。
どれくらいの時間や期間アライナーをつけるのか…
と言う質問をされる事があります。
基本は1日20時間以上。
期間は状態にもよりますが2~3年程が多いと思います。
ワイヤー矯正の場合は歯にブラケットを付けそこにワイヤーを通すので24時間矯正力をかける事が可能です。
しかしアライナー矯正では食事と歯磨きの時には取り外す事が可能です。
取り外し可能な点は、利点でもあり欠点でもあるのですが、外した後に再度装着出来ないと有効な矯正力がかからなくなってしまいます。
歯の矯正は弱い力を持続的に加える事によって歯を移動させています。
力のかかっている時間が短いと歯が目的の場所へ動かないのです。
このようにアライナー矯正では自身の意思がかなり影響されると言われています。
アライナー矯正をお考えの方はぜひ知っておいてください。
それでは次回にまた他のお話をさせていただきます。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱田が担当いたしました

私のインビザライン日記⑪『アライナーが割れました』

アライナーを割ってしまいました・・・

これは私の歯ぎしり・食いしばりが強くてアライナーが耐えられなかったわけではなく、外し方に問題があったからです。

反省・・・。

 

アライナーを外す際は、両手を使用して,左右均等に力が加わるように外すのですが、慣れてきて片手で外した時に力のかかり方が偏ったため、割れてしまったのです。割れた部分は写真で黒ペンを塗っている部分になります。

 

割れたままの使用だと、強制力もうまく働かないので装着ができません。また、試しに装着してみたところ、痛かったです。

 

インビザラインのアライナーはオーダーメイドで、再度の取り寄せになると海外からの郵送になるので1~2ヶ月を有します。

 

不幸中の幸いで、その日の夜に新しいアライナーに交換予定だったので、取り寄せをするに至りませんでしたが・・・注意しなければと思いました。

歯列矯正のご相談は、世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニックへ