暖かくなって来ましたね

こんにちは。

暖かい日が続き、桜の開花が待ち遠しい時期になりましたね。

コロナも少し落ち着き始め、今年は久しぶりに公園でお花見を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

お花見で欠かせないのがアルコールですね。

アルコールはお口の中の乾燥を引き起こしやすく、これにより口臭や歯垢の増加、歯周病や口内炎の発生リスクが高くなるとも言われていますので…

ほどほどに♪

 

また今年は例年比べて、花粉飛沫量が多く花粉症の症状が早く出た方、そして症状が重い方が多いのではないでしょうか。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状に悩まされますね。

花粉症で鼻がつまると口呼吸が多くなり、お口の中が乾燥しやすくなります。

また花粉症薬の成分も理解しておくことが大切だと思います。

お薬によってはお口が渇くものもあります。

お口の中が乾かない様にするためにも小まめな水分補給もお忘れなく。

お口の中の健康を維持するために、日頃の歯ブラシ・フロス・歯間ブラシ等に加え歯科医院での定期メンテナンスがとても大切です。

歯の定期メンテナンスをしていると、普段から歯肉のチェックができますので花粉症シーズンも安心ですね。

定期メンテナンスのご来院お待ちしております。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 小畑が担当致しました

ドライマウス

こんにちは。

歯科医師の濱岡玄です。

今年も一年の半分が終わり、時間の経つ速さを実感しております。

今回はドライマウスの原因、検査、治療についてお話しさせて頂きます。

ドライマウスは、口が乾き日本語で口腔乾燥症とい状態です。

症状としては、『口が乾く』『味覚異常』『口の中がネバネバする』『乾いたパンやビスケットが飲み込めない』『胃腸の状態が悪い』『唇が乾く』等が見られます。

原因には様々な可能性があり[薬の副作用][唾液腺の病気][精神的ストレス][加齢][口呼吸][喫煙][糖尿病][腎臓病]などによって引き起こされます。

思い当たる症状、原因がある場合は一度歯科で確認してもらうと症状が緩和出来る可能性があります。

では検査はどのようなものがあるか紹介させて頂きます。基本的な検査は問診、唾液検査、視診などで唾液の出を検査します。

原因が特定しづらい場合はMRIや下唇の唾液腺を摘出したり涙の量を調べることもあります。

検査で原因が特定できると次は治療に移っていきます。

治療には『薬による唾液量増加』『唾液腺刺激による唾液量増加』『カウンセリング』『人工唾液による保湿』『歯科治療による食生活改善』等があります。

お口に中にネバネバや乾燥は気になりだすと中々厄介な為生活の質に直結します。

気になったときにはご相談ください。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱岡玄

あいうべ体操

皆さまこんにちは。

蒸し暑い日も徐々に増えてきて梅雨の季節が近づいてきました。憂鬱な時期ですが、最近私は新しいレインシューズを購入し、その靴の出番が来る雨の日が少しだけ待ち遠しく思います。

 

さて、今回は「あいうべ体操」についてお話ししたいと思います。

あいうべ体操は皆さまご存知でしょうか。歯科ではだいぶ聞き慣れた単語になりましたが、その効果については曖昧だったので、この機会に学んでみようと思い、テーマにしてみました。

 

あいうべ体操は今井一彰先生が考案された口呼吸を改善するためにお口周りの筋肉を鍛えるための体操です。

1.「あー」と大きく口を開ける

2.「いー」と口を大きく横に開く

3.「うー」と口を前に突き出す

4.「べー」と舌を突き出して下に伸ばす

1〜4を1日30回を目安に毎日続ける

これがあいうべ体操です。続けることにより舌力がついて自然と口呼吸が改善されるそうです。

あいうべ体操がおすすめな方はお口がポカンと開いてしまう方、なんとなくだるい、疲れやすい方、アレルギー疾患のある方などです。

 

私は以前考案者今井先生が執筆された「鼻呼吸 歯医者さんの知りたいところがまるわかり」という本も読んでいて、鼻呼吸という身近過ぎてあまり普段意識していなかったことが、生きていく上でとても重要なことなんだなと知ることができました。

人は1日2万回呼吸をしていて、それを口からするか、鼻からするのかでは大きく違うそうです。口呼吸の弊害についてはよく、虫歯や歯肉炎などが挙げられますが、今井先生によりますと、喉の扁桃腺も口呼吸の乾燥により炎症を起こし、免疫力が下がりアレルギー症状も出やすくなってしまうということです。鼻呼吸はお口の中だけではなく、全身に関係するものなのです。

1日2万回する呼吸。正しく鼻呼吸をできるよう「あいうべ体操」を取り入れてみませんか?

 

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

担当は歯科衛生士 田村でした

 

口臭治療簡易コース

口臭治療簡易コースのおしらせ

当院は口臭治療の第一人者である本田俊一先生の認証を受けた、ほんだ式口臭治療提携クリニックですが、現在新型コロナウイルス感染症予防のため、リスクのある検査項目を省略した簡易コースにより実施しております。

●内容としましては

1.簡単な問診

2.簡単な虫歯と歯周病のチェック

3.口臭ガス測定(下記の検査機器を使用します)

ムーカス:口腔内の乾燥度を調べます

オーラルクロマ:代表的な口臭関連ガス3種類を精密に測定します(口腔内・        呼気)

BBチェッカー:40センチの距離で相手がどのように感じるかを数値化します(口腔内・呼気)

アテイン:最も臭いときの口臭レベルを推定します(口腔内)

4.舌・頬粘膜視診

5.結果説明(検査結果から口臭の有無を判定)

6.対処法・推奨製剤の選択と説明

●所要時間は1時間~1時間30分です。

●費用は2万5千円+税

対処法として製剤をご購入の場合は別途(6000円~13000円位×必要回数分)かかります。

●注意事項

一回で終了です。口臭が改善したか再検査ご希望の場合は上記の金額と時間が再度必要となります。

さらに詳細な検査やカウンセリングを含めた治療をご希望の場合は、新型コロナウイルス感染症の流行が終息後、ほんだ式口臭治療にてお受けいたします(費用別途)

詳しい内容をお聞きしたい方はトリートメントコーディネーターのご予約をお取りください。(治療は別日になります)

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 阿部が担当しました。

唾液分泌能

皆様お久しぶりです。
まだまだコロナウイルスがさまざまな影響を世の中に及ぼしていますが、自分や周りの人の為に自身でできる限りの感染予防対策をしていきたいですね。

今回はPCR検査の検体の1つとして挙がっている唾液についてです。
少し前のブログにも唾液やカリオテストについてあがっていますが、少し違う視点からももう少しお話させていただきます。
唾液には色々な作用があり、健康な人の1日の唾液分泌量は1~1.5リットルと言われています。口腔内を潤すだけでなく、唾液のそれぞれの成分が機能を持ち、お口の潤いと健康を守っています。

1.自浄作用 歯垢や食べかすを洗い流す。
2.消化作用 アミラーゼ(酵素)がデンプンを分解して体内に吸収しやすくする。
3.抗菌作用 細菌の増殖を抑える。
4.粘膜保護作用 ムチンが喉や食道を傷つけにくくする。
5.食塊形成作用 味を感じさせ、み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする。
6.pH緩衝作用 飲食により酸性に傾いたお口のpHを中和させる。
7.粘膜修復作用 上皮成長因子(EGF)が組織が傷ついたときに修復する
8.再石灰化作用 飲食により、溶けかかった歯面の修復をする。
9.潤滑作用 発音や発声をスムーズにする。

お口が乾燥すると、口の中の細菌が繁殖しやすくなります。自浄作用が低下して感染症を引き起こしたり、誤嚥性肺炎のリスクが高くなるなどさまざまなトラブルが生じてきます。
適切な口腔ケアを行うことで誤嚥性肺炎のリスクを軽減するだけでなく、食機能の早期改善も期待できます。
【食べる】という行為は「咀嚼(噛む)」「食塊形成(まとめる)」「嚥下(飲み込む)」の3つからなります。

〇唾液が正常に分泌されている時
咀嚼(噛む) 歯と顎の力で食べ物を細かく砕きます。

食塊形成(まとめる) 飲み込みやすくするために、唾液を使って適度な塊にします。

嚥下(飲み込む) 食べ物を喉から食道へ送り込みます。唾液で食べ物を覆っているので喉や食道が傷つきません。

〇唾液の分泌量が少ない時
咀嚼(噛む)

食塊形成(まとめる) 唾液が少ないと、なかなか適度な塊になりません。じょうずに塊がつくれないので、飲み込むのも苦労します。

嚥下(飲み込む) 飲み込むのも苦労するのを放っておくと食事が面倒になり、食欲不振や低栄養状態のリスクが高まります。

他にも、上手に塊がつくれないので飲み込みに失敗し、喉から気管にいくこともあります。これを放っておくと誤嚥性肺炎のリスクも高まってしまいます。
さらに、唾液分泌量が少ないと抗菌作用が働かず、菌が繁殖しやすくなり、ムシ歯(う蝕) ・歯周病・口臭のリスクも高まっていきます。

お口の乾燥は大事なサインです。口腔乾燥にも注意し唾液のケアも行いましょう。
口腔環境を守るためには定期的なチェックが欠かせません、是非メンテナンスにもいらしてください。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師濱田が担当いたしました。