ドライマウス

こんにちは。

歯科医師の濱岡玄です。

今年も一年の半分が終わり、時間の経つ速さを実感しております。

今回はドライマウスの原因、検査、治療についてお話しさせて頂きます。

ドライマウスは、口が乾き日本語で口腔乾燥症とい状態です。

症状としては、『口が乾く』『味覚異常』『口の中がネバネバする』『乾いたパンやビスケットが飲み込めない』『胃腸の状態が悪い』『唇が乾く』等が見られます。

原因には様々な可能性があり[薬の副作用][唾液腺の病気][精神的ストレス][加齢][口呼吸][喫煙][糖尿病][腎臓病]などによって引き起こされます。

思い当たる症状、原因がある場合は一度歯科で確認してもらうと症状が緩和出来る可能性があります。

では検査はどのようなものがあるか紹介させて頂きます。基本的な検査は問診、唾液検査、視診などで唾液の出を検査します。

原因が特定しづらい場合はMRIや下唇の唾液腺を摘出したり涙の量を調べることもあります。

検査で原因が特定できると次は治療に移っていきます。

治療には『薬による唾液量増加』『唾液腺刺激による唾液量増加』『カウンセリング』『人工唾液による保湿』『歯科治療による食生活改善』等があります。

お口に中にネバネバや乾燥は気になりだすと中々厄介な為生活の質に直結します。

気になったときにはご相談ください。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱岡玄

よく噛んでいますか?

皆さまこんにちは。

最近は暖かい日も増え、日照時間も増えてきたのか、我が家の猫も窓際のカーテンの裏で日向ぼっこする時間が増えたように感じます。日向ぼっこして出てきた猫はポカポカで暖かく、抱っこすると幸せな気持ちになります。

 

さて、皆さまは食事はゆっくり噛んで召し上がっていますか?よく噛んで食べることで様々な良いことがあります。

「ヒミコノハガイーゼ」という標語は聞いたことはありませんか?よく噛んで食べることのメリットを表した標語です。

「ヒ」…肥満防止。よく噛むことで食べ過ぎを防ぎ、肥満防止に繋がります。

「ミ」…味覚の発達。食べ物の味や固さを味わうことで味覚が発達します。

「コ」…言葉の発達。口の周りの筋肉をよく使うことで顎の発達を助け、表情が豊かになったり、言葉の発音が綺麗になります。

「ノ」…脳の発達。脳への血流が増える事で、子供は脳が発達し、大人は物忘れ防止に繋がります。

「ハ」…歯の病気の予防。よく噛むと唾液の分泌量が増え、虫歯や歯周病の予防に繋がります。

「ガ」…ガンの予防。唾液に含まれるペルオキシターゼという酵素が食品の発ガン性を抑える効果があり、ガンの予防になります。

「イー」…胃腸快調。消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。また胃腸の働きを活発にします。

「ゼ」…全力投球。身体が活発になり、仕事や遊びに集中できます。

 

よく噛んで食べるための工夫として

1.急いで食べない。ゆっくり味わって食べましょう。歯応えのあるものはひと口30回を目安によく噛んで食べましょう。

2.飲み物で流し込まない。食べ物が口の中にあるうちは飲み物を飲まないようにしましょう。飲み物で流し込んでしまうと、食べ物が小さくならないうちに胃に運ばれ、消化が悪くなります。よく噛んで、食べ物を小さくすると自然と飲み込めるようになります。

早食いの人はすぐお腹が空いたりしませんか?そして一回で食べる量が多くなり、肥満に繋がります。私はダイエットを日々意識しているので、よく噛んで食べるよう心がけるようにしています。昔から慣れ親しんだ和食は洋食に比べ、食物繊維が豊富で、歯応えがあり、脂質や糖質が少ないダイエットにすごく向いた食事だと思います。自分で作るのが難しければ出来合いのものを買ってでも食事に取り入れた方が健康的です。

皆さまも様々なメリットがある、よく噛んで食べる習慣をつけてはいかがでしょうか。そのためにはよく噛めるよう日々のホームケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両立が大事になります。噛みづらい、噛むと痛いなどの不調がありましたら、お気軽に当院にお越し下さい!

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 田村でした