「むし歯を治療したらもう安心」ではない!?

こんにちは!

早いもので今年もあとわずかとなりました。毎日寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

今日はクリスマスですね!ご家族やご友人と楽しく過ごされている方も多いかと思います。

コロナウィルスやインフルエンザも流行してきているようです。感染予防対策を忘れずに、くれぐれも体調に気を付けてお過ごしくださいね!

 

さて、みなさんは「むし歯を削って詰め物をしたら歯が強くなった!」と安心してはいませんか?

歯の表面を覆うエナメル質は体の中でも最も硬い組織です。

これに勝る素材はそうそうなく、削って詰め物をした後の歯はむしろ弱くなっていますので、今までと同じケアを続けていては、むし歯が再発するリスクが高いのです。

また、大人の方は子供時代とはまた違う「大人むし歯」になる心配もありますのでご注意ください!

注意が必要な「大人むし歯」の例として、

①歯の磨きすぎや加齢で歯ぐきが下がってしまい、露出した歯の根元がむし歯になってしまう

②詰め物やかぶせ物と歯のすき間から、ばい菌が入り込み、むし歯が再発してしまう・・・

などのケースが挙げられます。

 

歯科治療が終わった後は、今までよりも確実に歯の汚れを落とすケアが重要となります。

浜岡歯科クリニックでは、治療後の口腔内の状態を保っていただくため、定期的なメンテナンスのご案内や、最適なケア用品のアドバイスも行っております。

どのように磨いたらよいか、どんな歯ブラシを選んだらいいかわからない・・・などご質問がありましたら、担当の先生や歯科衛生士さんに遠慮なくご相談ください!

 

さて、浜岡歯科クリニック スタッフブログの年内更新は今回で最後となります。次回の更新は、新年1月15日を予定しておりますので、ぜひご覧ください!

 

また、クリニックの年内の診療は、12月29日(木)18:00まで。

12月30日(金)から1月5日(木)まで休診。

年始は1月6日(金)より通常診療となっております。

 

 

本年も多くの患者様にご来院いただき、感謝申し上げます。来年もスタッフ一同患者様に安心して通院していただけるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年も、皆様にとって素晴らしい年でありますように心よりお祈り申し上げます。

よいお年をお迎えください!

 

世田谷区 千歳烏山

浜岡歯科クリニック トリートメントコーディネーター 山口

 

 

 

【歯磨き剤】ペーストとジェルって何が違うの?

歯磨き剤にはたくさんの種類があって迷いますよね。

う蝕予防・歯周病ケア製品にはペースト・ジェル・フォーム・洗口液など、さまざまなタイプの製品があります。それぞれに特徴があり、効果的な使い方も異なります。

今回は「歯磨剤のペースト・ジェルの違い」と「ジェルの効果的な使い方」をお伝えしようと思います。

 

歯磨き粉画像

ペーストとジェルの違いとは?

ペーストジェル
歯磨剤にフッ素が入っている口腔内にフッ素を保持しやすい
発泡剤配合発泡剤無配合
発泡剤配合発泡剤無配合
フッ素配合フッ素配合
例えるならシャンプー例えるならリンス
う蝕予防を目的としたすべての患者さん向けう蝕リスク中程度の患者さん向け

ペーストとジェルの主な違いは表のとおりのようです。大きな違いは、【ジェルは口腔内にフッ素がより滞留しやすい】という特徴があるということです。

ペーストは歯磨剤にフッ素、発泡剤、清掃剤(研磨剤)が入っているので、う蝕予防を目的とした全ての患者さん向けです。

一方、ジェルの歯磨剤は余分な発泡剤がほとんど入っておらず、清掃剤も無配合にすることでフッ素をなるべく長く口腔内に残すような設計になっています。

そのため、ジェルはペーストよりもう蝕リスクの高い患者さんに向いている歯磨剤です。

ジェルを効果的につかうタイミング=就寝前

ジェルの効果的な使い方は「就寝前に」使うこととのことです。

メーカーによるとフッ素は長期間使用することで効果が得られるものです。1日1回でも構わないので就寝前のジェルの使用でも効果はあるとのことです。

ジェルは歯にピッタリと密着するので、フッ素が口腔内にしっかりと留まります。
さらに寝ている間はだ液の量も少なくなるため、就寝前に使うことで睡眠中にしっかりフッ素ケアができるというわけです。

イメージでいうと、ペーストはシャンプージェルはリンスです。
ペーストタイプは発泡剤と清掃剤が入っていて、まずしっかり汚れを落とし(シャンプー)、ジェルタイプは汚れが落ちたキレイな歯をフッ素でコーティングする(リンス)。特に寝る前に使ってもらうと、睡眠中もフッ素ケアができるので効果的です。

ぜひ、毎日のフッ素ケアにペースト、就寝前のジェルを取り入れてみてくださいね。

 

浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 佐藤 

【歯科衛生士おすすめ】初心者でも使いやすいお洒落なデンタルフロスとは?

歯科衛生士の佐藤です。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、初めての方でも使いやすく、お洒落なフロスについてお話ししていきますね。

その名も【ハニーレモンフロス】です!

歯科衛生士の私がハニーレモンフロスをおすすめする3つの理由

1.デザインが可愛いく、持ち歩きしやすい。そして‥ほのかな良い香り

女性好みの可愛らしいデザインと大きさで外出先にも気軽に持ち歩きできます。
そして、フロスからはほのかなハニーレモンの香りがします。爽やかな香りと可愛らしいデザインにより日々のフロスの時間が楽しみになり、フロス使用の継続に繋がると考えます。

2.フロスのワックスには天然成分の蜜蝋(ミツロウ)を使用

蜜蝋(ミツロウ)をご存知でしょうか?ミツバチの巣の元からなり、食品・化粧品・ワックス・ラップなどあらゆるところで取り入れられています。

その中で、私は【蜜蝋ラップ】を日頃使用しています。脱プラが進む中、天然素材で繰り返し使える蜜蝋ラップは海外では既に人気で、日本でも注目は高まっています。可愛らしいデザインのものも最近では多く、手の温度で食器にフットするのでとても便利です!

話を戻しますが‥

そんな地球にも人にも優しい素材【蜜蝋】がコーティングされたフロス。実際に使用していますが、使用感が良いのでフロスが初めての方や苦手な方にもオススメです。

576本のマイクロファイバーがまとまっているので一見太めにみえますが、蜜蝋のコーティングにより奥歯でもスルっと入りやすいです。そしてお口の中の水分でマイクロファイバーが広がり汚れが良くとれます。

3.フッ素とキシリトールのW配合

歯を強くするフッ素と虫歯の原因菌を作らないキシリトールがW配合されています。

フロスは歯ブラシでは届きにくい場所の汚れを取る為、歯周病・虫歯予防どちらにも効果があります。さらにフッ素やキシリトールがフロスを使って届くのであれば、さらに虫歯予防に繋がりますよね。

最後に

いかがでしたか?以上が初めての方にもハニーレモンフロスをおすすめする理由になりめす。歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間、歯と歯肉の溝の汚れを【ハニーレモンフロス】で楽しみながらお掃除しませんか?
当院にご用意しておりますので、興味がある方はお気軽にお声がけください。

パンフレット画像

また、個々のお悩みや症状に応じて歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどをご提案していますので治療やメンテナンス時にご相談ください。


世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
佐藤 が担当致しました。

フッ化物(フッ素)の活用について

みなさんは歯磨きを頑張っているのに、むしばができたという経験はありませんか?それはブラッシング(歯磨き)だけではむしばの予防には限界があるからです。

 

え?じゃあ、歯磨きしても結局むしばができちゃうなら、そんなに頑張らなくてもいいのでは?

 

そうではありません!歯磨きをしっかりする+αフッ化物(フッ素)の使用を行うことでむしばの予防効果が高まるのです。

 

一般的に歯医者で「フッ素」と呼ばれる「フッ化物」は濃度の違いはあれど日本で販売されているおよそ9割の歯磨き粉に含まれています。

 

歯磨き粉に含まれるフッ化物でむしば予防効果を高めることができます。

 

歯のくぼみにある溝の直径はおよそ5~20μm(マイクロメートル)で、この中におよそ1μmの細菌がたくさん存在します。しかし、歯ブラシの毛先1本の直径はおよそ0.2mmです。0.2mmは200μmですから、歯の溝のおよそ10~40倍の太さの歯ブラシだけではむしば予防に限界があるといえます。(ちなみに超極細毛の歯ブラシの直径はおよそ20μmだそうです。)

 

そこで、歯ブラシだけでは限界があるむしば予防ですが、そもそもむしばの原因である歯垢(プラーク)を減らすには以下のような方法があります。

 

①飲食回数を減らしたり、粘着性の食べ物の摂取を控えるなどして、プラークの形成そのものを抑える

②どうしても付着してしまうプラークは、歯ブラシや歯間ブラシ、フロス等を用いて除去する。歯科医院で定期的なメインテンスを受ける。

③除去しきれなかったプラークは病原性を低める

 

この③の病原性を低めるとは何のことかといいますと・・・

そうです。フッ化物(フッ素)の使用です!

 

自宅でできる方法としては以下のとおりです。

①フッ化物配合歯磨き粉の使用

今家にある歯磨き粉にフッ化物が配合されているか、どのくらいの濃度が配合されているのか是非見てみてください。

②フッ化物洗口

就寝前にぶくぶくと全体に行き渡るようにうがいをするだけです。

 

③フッ化物配合ジェル等の使用

ぶくぶくが難しいお子様には歯に停滞しやすいジェルの使用がオススメです。

 

簡単な特徴のみ記載しました。ひとりひとりにあったフッ化物の使用方法を提案させていただきますので、気になる方は定期メインテナンスでお越しの際にご相談ください。また、定期メインテンスの際には高濃度のフッ化物の塗布を行っています。

 

 

 

 

歯医者さんが作ったチョコレート

皆さん、こんにちは!

早いものでもう2月ですね。

2月のイベントといったらバレンタインデー🍫

浜岡歯科クリニックでは、2月に来院された患者様にチョコレートをお配りしています!

歯医者さんに行ったら、

「チョコレートはむし歯の原因です!」と言われそうですよね

ですが、歯医者さんが作ったチョコレートというものがあるんです!

歯医者さんが作ったチョコレートってなに?と、そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

なんと、むし歯予防に効くチョコレートなんです! 

「歯医者さんが作ったチョコレート」とは、

「子どもたちの大好きなチョコレートで楽しくむし歯を予防したい」と願う歯科医師の発案で生まれました。

「むし歯になるからチョコレートは食べちゃダメ」とよく言われますよね。

それを逆手にとって「チョコレートを食べてもむし歯が予防できるようにしよう」という発想なのです。

実際にチョコレートに含まれるカカオはリラックス効果やダイエット効果があり、認知症にも有効だと言われています。

チョコレートの中でむし歯を作る原因となっているのは「砂糖」です。

そこで、砂糖をまったく使わず、甘味料を100%キシリトールにすることで「むし歯が予防できるチョコレート」となっているのです。

もちろん、歯磨きやうがい、メインテナンスなどは「むし歯予防」に欠かせません。それにプラスしてこういったチョコレートで楽しくむし歯予防をしていくこともオススメです。

歯科助手 中里