フレイル

みなさまこんにちは!
もう9月も終わりに近づいていて、すっかり一日中過ごしやすい気候になりましたね。
そろそろ衣替えをしないと・・・着るものに困ってしまいます。

さて、先週は敬老の日もありましたので、高齢者の身体状態のことについて少し。
みなさま「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?

「フレイル」とは?
フレイルとは筋力や活力が低下した状態です。

□体重が減少(1年間で2~3kg減った)
□疲れやすくなった
□筋力が低下(買い物で2Lのペットボトルを運ぶのが大変になった)
□歩くのが遅くなった(横断歩道を青信号の間に渡るのが厳しくなった)
□身体の活動性が低下(最近、趣味の集いに出かけなくなった)

3つ以上当てはまった場合「フレイル」の疑いがあるといわれています。

また、「フレイル」は悪循環します。
「体力・筋力」の低下は、買い物にでるなどの「活動性」の低下を招き、「人と接する機会」が減少し、「食生活のバランス」もわるくなり、ますます身体が衰え「判断力や認知力など」が低下する。
と言われています。

このような悪循環を断ち切ることが大切です。

歯科では「オーラルフレイル=口腔機能の低下」についてお手伝いできることは、口腔機能(食べる力)を高めて、栄養摂取を心がけることが大切ですので、歯科医院に定期的に来院し口腔機能の維持を心がけていただくことです。
何か心配なとこがありましたらご相談ください。

担当は、世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科衛生士 小林 でした。

噛む力の重要性

こんにちは☺︎
長かった梅雨も明け、ようやく夏本番となりましたね!
毎日気温が高い日が続きますので、くれぐれも熱中症にはお気をつけください。

さて、話は変わりますが、普段の食事でよく噛んで食べることは意識していますか?
噛む力(咬合力)を維持するということは、食生活や身体の健康にダイレクトに繋がっています。
人間の噛む力は食事のときで、だいたい自分の体重くらいの重さがあると言われ、男性であれば60kg、女性であれば40kgほどと言われています。
噛む力が衰えるとどうなることが想像できますか?
食事が楽しくなくなったり、軟らかいものばかり好んで食べるようになることが想像しやすいかと思います。
しかしそれだけでなく、噛む力(咬合力)が衰えると咀嚼力が衰えます。
そうすると咀嚼の回数が減り、脳への刺激が減少することで認知症やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病にまで発展することが考えられるのです。
噛む力が衰える理由は老化だけではなく、食生活の変化や、虫歯・歯周病などの口腔疾患によって歯を失う事でも噛む力は低下します。
噛む力を保つためには、出来るだけ歯を失わないことが大事です。
奥歯の一番大きな第一大臼歯をたった1本失うだけで噛む力は約半分に低下すると言われており、仮に入れ歯を入れたとしても自分の歯で噛む本来の力には及びません。
近年では高齢者だけでなく子供の噛む力も弱くなっているという声もあります。
乳歯から永久歯へ生え揃うのはだいたい12歳前後で、そのころには咀嚼力も乳歯が生え揃った頃のおよそ3倍になると言われています。
筋肉や歯の発育・発達状況によって噛む力や飲み込む力には個人差があるので、お子さまの歯の生え方や食事の様子を観察して、硬すぎず軟らかすぎない食事をさせるように工夫してみるといいでしょう。
噛む力を鍛えるために日々の食事で噛む習慣を身につけることも大切ですが、虫歯や歯周病予防を行い、歯を失わないように取り組むことも大切です。
歯の健康・寿命を守るため、毎日の歯磨きに加えて、3ヶ月〜半年に1回は歯科医院で定期検診を受けて口腔内をチェックしてはいかがでしょうか。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科衛生士 新保が担当いたしました。