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2019.05.12

顎関節症

皆様お久しぶりです。
いかがお過ごしでしょうか。
朝晩はまだやや気温が低い日もありますが、日中はだいぶ気温もあがり暖かい日が多くなってきましたね。

さて、今回は「顎関節症」についてお話したいと思います。

まず顎関節とは顎の関節ですが他の関節とはやや異なる関節で、左右の関節が一対となって同時に動くので片方の関節が動けば反対側の関節も何らかの動きをしています。
さらに、他の関節と同じように回転運動もしているのですが、同時に滑走運動もしています。他の関節にはない滑走運動が可能なので複雑な動きができるのです。
また顎の関節は、上下顎の歯の接触によっても動きを制御されているとも言われています。
顎の間接は左右の筋肉のバランの崩れや習慣等のちょっとした事に影響を受けやすく、成人のおよそ半数が顎に何らかの異常を感じたことがあるとされています。

「顎の関節や筋肉が痛む」「顎の関節で音が鳴る」「口か開かない」などの症状を引き起こす状態を「顎関節症」といいます。
症状が悪化すると治療が困難になるので早期発見・早期治療が大切ともいわれています。

原因は歯ぎしり・食いしばり・頬づえなどの悪習慣が考えられており、最近はTCHと呼ばれる状態も原因のひとつと考えられています。
通常は食事以外で上下の歯を接触させていることは少ないのですが、TCHとは上下の歯を軽く接触させてしまっている癖の事です。
初期の違和感であればこのような顎の緊張状態を緩和させてあげれば大きな問題は無いと思われますが、痛みを伴うような場合は上顎と下の顎の間にある「関節円板」と呼ばれるクッション状の部分がずれている場合もあります。
色々と原因はあると思われますが自分で確認できるチェック項目を簡単にお知らせします。

○口を大きく開いたときに人差し指から薬指の3本指を縦にして入るか
○口を大きく開け閉めしたとき顎に痛みが無いか
○口を大きく開いた時にまっすぐ開くか
○するめ・干し肉・たこなど硬い食べ物食べた時に顎や顔が痛くないか

程度の差によりますが、以上の症状がある場合は「顎関節症」の疑いがあります。
治療方法も、顎の体操・薬・マウスピース・手術等、症状により様々ですので、何か顎の関節に症状がある方は早めの受診をお勧めいたします。

顎だけでなく、お口の環境を整えるためには定期的なメンテナンスも大切ですので、是非いらして下さい。

歯科医師濱田が担当いたしました。

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