口臭のチェックと歯周病の検診を…
口臭予防は現代人のマナーとも言えます。生理的な口臭(空腹時、起床時、緊張時など)は誰にでもありますが、気になる方、心配の方、お気軽に浜岡歯科クリニックまでご相談ください。
むし歯と歯周病の予防は歯磨きだけでは不十分
- 歯と歯肉の間の溝(ポケット)を測る=ポケット測定
- 歯ぐきの検査により歯周病の度合いを詳しく説明いたします
- 歯磨きの磨き残しを調べます
- 患者さまに合った歯の磨き方をお教えいたします
「位相差顕微鏡」による原因菌検査
健康な口腔内と歯槽膿漏(歯周病)の口腔内では、細菌叢に相違点が見られる事がわかっています。
浜岡歯科クリニックでは、位相差顕微鏡を使い、プラーク(歯の汚れ)を検査する事により、正確な細菌の状態を把握し、歯槽膿漏(歯周病)の進行状態や危険度を診断します。
健康な口腔内に存在する細菌は好気性球菌が多いが、プラーク (歯の汚れ)や歯石が沈着した歯や歯肉は、嫌気状態になり、運動性桿菌やスピロヘータ(強い病原性がある)が増えてきます。
健康歯肉と歯周病の細菌 | 運動性細菌 | |
---|---|---|
健康歯肉 | 菌の量が少なく球菌が主体 | ほとんどいない |
初期歯周炎 | 球菌が多数、桿菌も見られる | ほとんどいない |
中期歯周炎 | 運動性桿菌や紡錘菌が多い | やや観察される |
重症歯周炎 | 運動性桿菌や紡錘菌に加え、スピロヘータ が多く見られる |
多く観察される |
口臭の数値化 【口臭測定器・ブレストロン】
自分や他人の口臭を気にするのは当然のことながら、自分の口臭レベルはなかなか把握できず、ついつい口に手を当ててしゃべってしまうものです。
まず、口臭測定器「ブレストロン」で口臭程度を測定し、原因を探り改善することで、自身を持って笑い、会話を楽しむことができるようになります。
ブレストロンは、高感度センサーで口臭の原因物質とされるVSCガスを検出して、口臭の強さを科学的に評価する装置です。わずか45秒で測定できます。
その測定結果は、次の4段階に分けられます。
1)NORMAL(口臭なし)
2)MILD(軽度の口臭)
3)MODERATE(中等度の口臭)
4)SEVERE(重度の口臭)
口臭のほとんどは、歯科医院で治療解決できます。
また、むし歯や歯周病の予防・治療が、結果として口臭を抑える効果として期待できます。
40歳以上の8割は「歯周病」
40歳以上の成人80%以上が、歯周病に罹っていると言われています。
歯周病は歯を失うだけでなく、全身の健康にも悪影響を与えます。歯周病が恐いのは、自覚症状のないまま少しづつ進行し、自覚症状が出る頃にはかなり進行してしまっており、進行してしまった歯周病は自然治癒することがありません。
また、1本ずつ歯周病になるのではなく、口全体に進行することが多いため、何本もの歯を同時に失うことにもなりかねません。早期治療と定期的な歯科健診が何より大切です。
「歯周病」は、れっきとした危険な病気
歯周病は歯周病菌による感染症ですが、歯周病菌が口の中にいても、すべての人が歯周病になるわけではありません。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じように、免疫力や生活習慣などが複雑に関係していると考えられ、その人の生活習慣によって歯周病にかかりやすかったり、治療しても治りにくかったりすることがあります。
歯周病をしっかり病気として理解し、常日頃からのご自身でのチェックやセルフケアをする必要があります。
「歯周病」は生活習慣病 ~全身疾患との関連性~
歯周病はお口の中だけではなく、あらゆる全身疾患との関連性が明らかになっています。
歯ぐきの出血によって菌が血管から全身に行き渡るので、心臓病、動脈硬化、糖尿病、早産、肺炎、高血圧、インフルエンザ、癌、・・・etc、生活習慣病から全身の疾患に及びます。
これほど多くの疾患が歯周病との関係が指摘されていますので、歯周病をたんに口の中の病気とだけ考えるのではなく、危険性を十分に理解することが大切です。