フッ化ジアンミン銀

皆さまこんにちは。最近は雨も多く梅雨本番という空模様ですね。寒かったり暑かったりで服装が難しいです。

 

さて先日私は「2019年これからの予防歯科を考えるシンプルで効果的カリオロジーのトレンドを学ぶセミナー」という講習会に参加して来ました。

予防歯科の最先端は北欧です。特にスウェーデンでは国や町などで力を入れて取り組んでいるようです。ほぼ全ての人が歯のメンテナンスも受けていることが前提の話も多く、そう言った海外の話しを聞くと日本はまだまだメンテナンスで来院される人は少なく浸透していないんだなぁと感じます。

そんな最先端の国の予防歯科の研究のお話もあれば何十年経っても変わらず、効果を発揮している薬剤のお話もありました。フッ化ジアンミン銀というもので約50年前に西野瑞穂先生が開発されたフッ素と銀の力でムシ歯の進行を抑制させる薬剤です。高度経済成長期に日本では小児のムシ歯がすごく増え、その時になんとか出来ないものかと開発されたと仰っていました。使い方も簡便で、簡易防湿した歯牙に塗布するだけと、小児には有難いことだったでしょう。

現在では小児のムシ歯はだいぶ数が減り、臨床では高齢者のムシ歯の進行抑制に使われるケースが多いように思います。しかし海外ではまだまだフッ化ジアンミン銀の力を必要とする経済発展途上国が沢山あることを教えて下さいました。

 

こういった講習会は普段働いている診療室にしか目がいかない私の視野を広げてくれます。世界では最先端の予防歯科でムシ歯を未然に防げる国がある一方、小児が生えたばかりの永久歯を治療もできず抜歯して失う国もあります。国ごとに医療の面だけではなくたくさんの事に格差が大きい世の中ですが、いつか全ての人たちが健康でいられる世界になることを願わずにはいられません。

 

担当は歯科衛生士田村でした。

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