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2025.12.14

栄養の視点からみた「鉄」と歯ぐきのお話

こんにちは。

寒い季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
冷えや疲れを感じやすいこの時期は、体の内側からのケアもとても大切になります。

最近、
「しっかり歯みがきしているのに歯ぐきから血が出る」
「口内炎、口角炎が治りにくい」
「歯がしみる」

といったご相談を受けることが増えています。
実はこうした症状は、お口の問題だけでなく、栄養状態が関係していることも少なくありません。

そのような背景から、私自身も栄養について学びを深めるため先日、オーソモレキュラー分子栄養学(ONP)の資格に挑戦し合格いたしました。
歯科衛生士としてこれからは、お口だけでなく体の中から健康を考える視点も大切にしていきたいと思っています。

今回はその中でも、
**「鉄」**についてのお話です。

 

1. 鉄が足りないと起こりやすいサイン

体のサイン

  • •疲れやすい
  • 朝起きるのがつらい
  • イライラしやすい
  • 頭痛や冷えがある
  • 氷を食べたくなる
  • お口のサイン

  • •歯ぐきから出血しやすい
  • 口内炎・口角炎
  • 舌がヒリヒリする
  • 味が分かりにくい
  • 「貧血ではない」と言われたことがあっても、
    **体に貯えている鉄が足りていないこと(隠れ貧血)**はとても多いのです。

 

2.鉄は歯ぐきを作る大切な栄養

  • 鉄にはこんな役割があります。
    酸素を体に運ぶ
    エネルギーを作る
    神経の働きを助ける
    歯ぐきの材料であるコラーゲンを作る
  • つまり、鉄が足りないと歯ぐきが弱くなり、出血しやすくなるのです。

 

3.鉄だけでなく、セットで大切な栄養

  • 歯ぐきを健康に保つには、鉄だけでなく次の栄養も必要です。
    タンパク質:歯ぐきや血液の材料
  • ビタミンC:歯ぐきを丈夫にする
  • ビタミンB群(ナイアシン):体の修復エネルギー
  • 鉄だけをとっても改善しない場合、これらが足りていないこともよくあります。

 

4.まずはお食事から整えていきましょう

サプリメントは便利なものですが、まず大切なのは、毎日の食事です。
無理に海外製の安価なサプリメントなどを使わず、お食事から整えていきましょう。

食事でおすすめなのは「レバー」
レバーには

  • タンパク質
  • •鉄(ヘム鉄ーレバーやカツオ、マグロなどの赤みのお肉やお魚に多い。胃に優しく吸収率の高い鉄。ほうれん草などの野菜は非ヘム鉄といい吸収率が低い) 
  • ビタミンC
  • ビタミンB群
  • がまとめて含まれています。「レバーが苦手…」という方は、実は鉄が足りていないサインのこともあります。

無理のない範囲で、赤身肉や魚なども意識してみてくださいね。

  • このようにお口の変化は
    体の中の何らかの栄養不足のサインかもしれません。
    気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

    このブログが食事や生活習慣を見直すきっかけになれば幸いです。それでは当院でお待ちしております。

    世田谷区 千歳烏山 
    浜岡歯科クリニック 歯科衛生士 佐藤

『当院では、患者様一人ひとりに心から寄り添い、最高の歯科医療を提供します。』

経験豊富なスタッフが最新の設備を駆使し、歯の健康を保つための最善の方法で治療を行ってまいります。
また、患者様に安心して通院していただけるように院内の清潔さと快適な環境づくりにも力を入れています。

治療計画は患者様と共に立て、納得いただいた上で進めていきます。
そして、治療後もアフターケアを大切にし、持続的に健康をサポートいたします。

皆さまの美しい笑顔と健やかな歯を守るお手伝いをさせていただき、これからも地域社会に貢献してまいります。
何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

電話番号: 03-3309-8123
フリーダイヤル: 0120-33-8172

千歳烏山 浜岡歯科クリニック スタッフ一同

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