顎関節症

皆様お久しぶりです。
いかがお過ごしでしょうか。
朝晩はまだやや気温が低い日もありますが、日中はだいぶ気温もあがり暖かい日が多くなってきましたね。

さて、今回は「顎関節症」についてお話したいと思います。

まず顎関節とは顎の関節ですが他の関節とはやや異なる関節で、左右の関節が一対となって同時に動くので片方の関節が動けば反対側の関節も何らかの動きをしています。
さらに、他の関節と同じように回転運動もしているのですが、同時に滑走運動もしています。他の関節にはない滑走運動が可能なので複雑な動きができるのです。
また顎の関節は、上下顎の歯の接触によっても動きを制御されているとも言われています。
顎の間接は左右の筋肉のバランの崩れや習慣等のちょっとした事に影響を受けやすく、成人のおよそ半数が顎に何らかの異常を感じたことがあるとされています。

「顎の関節や筋肉が痛む」「顎の関節で音が鳴る」「口か開かない」などの症状を引き起こす状態を「顎関節症」といいます。
症状が悪化すると治療が困難になるので早期発見・早期治療が大切ともいわれています。

原因は歯ぎしり・食いしばり・頬づえなどの悪習慣が考えられており、最近はTCHと呼ばれる状態も原因のひとつと考えられています。
通常は食事以外で上下の歯を接触させていることは少ないのですが、TCHとは上下の歯を軽く接触させてしまっている癖の事です。
初期の違和感であればこのような顎の緊張状態を緩和させてあげれば大きな問題は無いと思われますが、痛みを伴うような場合は上顎と下の顎の間にある「関節円板」と呼ばれるクッション状の部分がずれている場合もあります。
色々と原因はあると思われますが自分で確認できるチェック項目を簡単にお知らせします。

○口を大きく開いたときに人差し指から薬指の3本指を縦にして入るか
○口を大きく開け閉めしたとき顎に痛みが無いか
○口を大きく開いた時にまっすぐ開くか
○するめ・干し肉・たこなど硬い食べ物食べた時に顎や顔が痛くないか

程度の差によりますが、以上の症状がある場合は「顎関節症」の疑いがあります。
治療方法も、顎の体操・薬・マウスピース・手術等、症状により様々ですので、何か顎の関節に症状がある方は早めの受診をお勧めいたします。

顎だけでなく、お口の環境を整えるためには定期的なメンテナンスも大切ですので、是非いらして下さい。

歯科医師濱田が担当いたしました。

歯周病と糖尿病

歯周病と糖尿病には関連性があるのをご存知ですか?実はかなり深い関係があります。

1.歯周病とは

歯周病は細菌感染によっておこる歯の周りの組織の病気で、歯垢中の細菌の攻撃に対して体が防戦する際に分泌されるサイトカインが過剰に分泌されると自分を破壊してしまうことが原因です。

2.糖尿病とは

糖尿病は血糖値が高い状態が続いた結果、全身の器官に異常をきたす病気です。インスリンが分泌されない(1型)とインスリンが分泌されてもうまく作用しない(2型)に分かれます。日本人の糖尿病患者の90パーセントが2型です。

3.高血糖が続くと歯周病は悪化します。

血糖値が上昇すると。自分を攻撃してしまう特定のサイトカインが増えることが原因と考えられています。また糖尿病の人は免疫や組織修復力も弱いため炎症による歯周組織破壊が進みやすくなります。

4.歯周病治療で糖尿病が改善

糖尿病と歯周病を併せ持つ患者さんに歯周治療を行うと血糖値が改善したという報告が多数あり、歯周病は糖尿病を悪化させる要因の一つである可能性が高いということがわかってきました。メカニズムとしては炎症時の特定のサイトカインがインスリンの作用を邪魔しているからと考えられます。したがって歯周病を治療することによりサイトカインの量が減少し、結果インスリンの作用が発揮されて血糖値が改善すると考えられています。

実は歯周病は糖尿病だけではなく心臓病や動脈硬化、脳血管障害、肺炎、早産などにも関連性があることがわかってきています。体の健康はお口から!定期的なメンテナンスをお勧めします。

歯科医 阿部の担当でした。

 

エナメル質減形成

インフルエンザが流行っていたり、大きな気温の変化があったりと、体には何かと厳しい季節真っ最中ですが、皆さまお健やかにお過ごしでしょうか?。

歯の表面を覆うエナメル質は、体の中で最も硬い組織です。エナメル質が完全に硬くならずに、デコボコしたり、茶色や黄色、白く濁った状態をエナメル質減形成といいます。

乳歯と一部の永久歯(前歯と6歳臼歯)は、赤ちゃんがお母さんの、お腹の中にいる間から作られます。胎生7週頃から歯が作られた始め、14週頃から石灰化が始まりますが、この時期にお母さんの体調や栄養状態、ホルモン異常などが原因になり、あらわれるのではないかといわれています。

また、前歯と6歳臼歯以外の永久歯がエナメル質減形成になる原因としては

局所的原因:乳歯の虫歯がひどかったり外     傷を受けた場合

全身的原因  :  乳幼児期の全身的な病気、栄養障害、ビタミン不足です。

エナメル質減形成は歯質が欠けていたり石灰化が不全なため、虫歯になるリスクが高く、また一旦虫歯になると進行が速いことが危惧されます。

ご家庭でできる予防対策としては

★ブラッシングと低濃度フッ素の歯磨き粉や仕上げジェルを使う。

歯科医院での処置としては

★軽度の場合は、定期検診および定期的に高濃度フッ素の塗布。

★虫歯になってしまったり、重度の場合は、虫歯治療や神経治療を行います。

エナメル質減形成なのでは?と思ったら、早めにご相談ください。

谷川岳の展望が素晴らしい白毛門を歩いてきました。ブルーと白のコントラストがたまりません。

まだまだ寒い日は続きますので、どうぞお身体ご自愛ください。                                                      担当は歯科医師 小嶋でした。

 

 

 

 

誤嚥性肺炎

皆様お久しぶりです。
いかがお過ごしでしょうか。
寒い日も多く関東では乾燥状態も続き、インフルエンザも流行の兆しをみせていますが、大丈夫でしょうか。

さて、皆さん「誤嚥性肺炎」をご存知でしょか。
人は歳をとるにつれ、物を「ごくん」と飲み込力が弱くなっていきます。
しっかり飲み込めずに食べ物が気管に入ってしまうと、咳き込んでつらいばかりでなく、「細菌」も気管から肺に入り「肺炎」を引き起こしてしまうこともあります。
それが「誤嚥性肺炎」です。
普段からお食事などの時に咳き込みがちな方は、飲み込む力が弱まっている可能性もあり、誤嚥性肺炎を起こすリスクも高くなります。
誤嚥性肺炎は、気管に誤嚥してしまいその先の肺で炎症をおこしてしまうので、防ぐためには口腔内の環境を清潔に保ち、正常な飲み込む力がなるべく維持できている事が重要だと思います。

そこで飲み込む力を比較的簡単に鍛えられる「パタカラ体操」をご紹介します。
「パタカラ体操」は言わば「お口の体操」です。
「パ」「タ」「カ」「ラ」を、それぞれ4文字「パパパパ・タタタタ・カカカカ・ララララ」と毎回のお食事の前に10回繰り返して発音するだけです。
各文字の字数や繰り返しの回数は多少変わっても問題無いと思います。
「パ」は唇を開け閉めする力をつよくします。大きく破裂するような感じで発音しましょう
「タ」は舌の先の力をつよくします。しっかりと舌が上あごにくっつくように発音しましょう
「カ」は舌の奥の力をつよくします。舌の根元を喉におしつけるように発音しましょう
「ラ」は舌を巻く力をつよくします。舌をしっかり巻いて発音しましょう
各々ただ発音するだけでなく「大きな声で、一文字一文字、はっきりと」意識して声に出すと効果的です。

「パタカラ体操」は飲み込む力を高めるだけでなく、いびきや歯ぎしりの改善、唾液分泌の促進(ドライマウスの防止)等様々な効果があると言われています。
是非、毎日の習慣として健康維持の助けにしてください。

またお口の環境を整えるためには定期的なメンテナンスも大切ですので、是非いらして下さい。
ご連絡お待ちしております。

歯科医師濱田が担当いたしました。

入れ歯の注意点

寒い日が続いていますが皆さんお元気でしょうか。

今回は入れ歯の注意点についてお書きします。入れ歯が初めての方、新しく作り直された方も基本的に同じです。

1.まず義歯に慣れましょう

初めての方は違和感でとても入れていられないと思います。今日は10分、翌日は20分といった具合に少しずつでいいのでお口に入れている時間を長くしてみてください。新しい靴や眼鏡と同じで10日間ぐらいでだんだん慣れていきます。

最初は固いものや大きいものを無理に食べずに小さく分けて少しずつゆっくり咬んでください。

慣れてきますと比較的強い力で咬めるようになります、そのため歯茎が傷ついて痛むことがあります。そのような時は当たる部位を確認してご来院ください。

2.義歯を破損しないように気を付けましょう

ご自分で義歯を調整しないでください。修復不能になる場合があります。

硬いものの上に落したり、熱湯や火に近づけないでください。破損や変形の原因となります。

3.歯と入れ歯を清潔に保ちましょう

基本的には毎食後外して洗浄してください。食器用洗剤で洗っても大丈夫です。細かい部分の汚れは義歯用の歯ブラシを使用するとよいですが、強くこすりすぎると細かい傷ができ細菌の温床となりますので注意が必要です。

コップやタッパー等を用意してお水を入れてください。就寝時には義歯を外してその中に保管してください。乾燥すると変形の原因となります。ティッシュにくるんで部屋に置いておいたら家族の方がごみと思って捨ててしまったケースがあります。外したら必ず決められた容器に入れておくことをお勧めします。時々ポリデントやパーシャルデントなど入れ歯洗浄剤を使用するときれいな状態が長持ちします。

4.定期的に健診を受けましょう

時間とともに歯茎が痩せてきたり、義歯を支えている歯が弱くなったり、入れ歯がすり減ったりして合わなくなってきます。そのような時はご連絡ください。

異常がなくても半年か一年に一度は点検のためご来院ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

担当は歯科医 阿部でした。