口呼吸の弊害

こんにちは。

暦の上では春ですがまだまだ寒い日が続いており、春の日差しが待ち遠しいですね。

先日の記録的な大雪により、北海道や北陸地方では日常生活にも影響が出ているようですので、除雪中の事故や転倒による怪我にもお気をつけください。

 

さて、新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るい、未だ感染拡大が収まりそうにない状況ですね。

基本的な予防策である「3蜜の回避」や「マスク着用」、「手洗い、消毒」は引き続き欠かせないものと思います。

そんな中で皆さんは、学校や仕事場、買い物などの外出時では、食事以外マスクを付けていると思います。

最近ネットニュースなどでも話題にのぼりますが、「マスクの弊害」があります。

マスクをした状態での鼻呼吸は苦しいため、口呼吸するようになります。

今の季節ですと花粉症が原因で鼻がつまり、口呼吸になっている方も多いのではないでしょうか。

そうなることで、口の中が乾き虫歯や歯周病、口臭などの原因となることがあるのです。

本来、人の呼吸は「口を閉じて行う鼻呼吸」です。

口を閉じていれば、口の中は唾液で潤っている状態です。

唾液の作用として、悪いバイキンをやっつけてくれる抗菌作用や、それらを洗い流す自浄作用があります。

ところが、口呼吸が常習化すると口の中の唾液は乾いてしまい、抗菌作用や自浄作用の効果が薄れてしまいます。

虫歯や歯周病は細菌感染症なので、口呼吸により細菌が増えることで、発症したり悪化してしまいます。また、増えた細菌は口臭の原因にもなります。

そこで、マスク生活での「お口の病気の予防」として、いくつかの対処法をご紹介しますので参考になさってください。

1)マスク着用時でも、なるべくゆっくりと鼻呼吸をする意識を持つ。

2)野外や人の密集していない換気の良い場所では、マスクを外して鼻呼吸。

3)虫歯菌や歯周病菌を増やさないために、頻繁な糖分の摂取や間食を控える。

4)食後、特に就寝前には、時間をかけて丁寧に歯磨きをする。

5)唾液腺マッサージ(唾液を出す唾液腺を刺激するため、頰やアゴの下あたりをマッサージする。)

6)「あいうべ体操」(口を動かし唾液を出したり、口の周りや舌の筋力を鍛えて、口を閉じて鼻呼吸を促す体操)

*「あいうべ体操」は みらいクリニック(福岡県福岡市)院長の今井一彰先生が考案された体操です。

正しい鼻呼吸を意識し、健康な生活を送りましょう!

 

世田谷区 千歳烏山
浜岡歯科クリニック

歯科衛生士 新保が担当しました。

春休みは検診へ!

みなさん、こんにちは!

早いもので、1月も半ばを過ぎました。

毎日寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

コロナウイルスの感染者数も増えてきており、心配な日々が続いていますね。

感染対策をしっかりして、体調を崩さないようくれぐれもご自愛ください!

 

さて、学生の方々は、寒い冬が終われば、もう少しで春休みが待っていますね!進級や進学など楽しみなことがたくさんあるかと思います。

とくに中学生の方は、高校生になると勉強や部活で忙しくなり、歯科医院に行く時間が取りにくくなります。

今後、進路が決まり、時間に比較的余裕がある春休みに、歯科検診・治療を受けることをおススメいたします。

初期に治療をすると、受診回数・時間・費用が少なく済みますよ。

虫歯はもちろん気になると思いますが、思春期は歯肉炎にも注意が必要です!

歯と歯茎の隙間に歯ブラシが行き届かないでいると、細菌が増殖して、歯肉に炎症を引き起こし(歯肉炎)、歯肉や歯を支える骨が溶けて歯を失うことになります。(歯周炎)

思春期はホルモンバランスが大きく変化するため、その影響で細菌が急増し、歯肉が赤くはれたり、出血しやすくなります。(思春期性歯肉炎)

また、唾液量も減少しやすく、口臭の原因にもなります。

歯周病は歯肉炎の段階では痛みはほとんどありませんが、症状はどんどん進んでいきます。

しかし、早く発見して歯と歯茎の周りのプラークを歯ブラシで除去すれば健康な状態に戻すことが可能です。

世田谷区では、「子ども医療費助成制度」があり、中学校修了前までは健康保険証と医療証を提示すると、健康保険適用の自己負担分を支払わずに受診することができます。

なお、浜岡歯科クリニックでは、スポーツマウスガードの作成や矯正の相談も行っておりますので、少しでも心配なことや気になることがあったらお気軽にご相談ください!

毎日の歯みがきと定期的な歯科検診で、歯と口の健康を保ちましょう!

 

 

世田谷区 千歳烏山

浜岡歯科クリニック トリートメントコーディネーター

山口が担当いたしました。

歯並び

皆様お久しぶりです、いかがお過ごしでしょうか。
まだまだコロナウイルスもおさまりきらず、梅雨時期で天気や気温の変化もありますので体調管理には皆様お気をつけください。

今回は「お子さんの矯正」についてお話したいと思います。

子どもの矯正治療をスタートするのに一番いい時期はお子さんが大きく成長する前です。
各々成長の仕方も違いますし、時期もそれぞれですが、だいたい6歳から12歳までに行なう歯の矯正で「第1期治療」と呼ばれています。
この時期の矯正治療は大人の矯正と違い歯をきれいに並べる為の矯正ではなく、歯と顎のバランスを整える為の矯正です。
子供の成長期を利用して、横に歯列を広げることで上下顎歯列の幅を整えたり、上下の顎の成長が理想的なバランスになるように誘導したり、永久歯が理想的に生えてくるスペースを作って後々歯を抜かずに歯並びを整えることを目標とします。
「第1期治療」での矯正では取り外しを行うタイプでの装置による治療が主になります。
大人の矯正は歯の位置を変化させていくのが主な方法ですが、成長期のお子さんの矯正は顎の形態や大きさの成長促進や抑制を利用し歯と顎の位置関係を整える方法です。

本人やご家族の希望により異なりますが、「第1期治療」のみで矯正を終える場合もあります
「第1期治療」では細かい歯の位置の調整はできませんので永久歯が生えそろった後に「第2期治療」と呼ばれる歯並びや嚙み合わせを歯の移動によって改善する矯正へ移行していきます。
皆さんがイメージしているワイヤーやブラケット、マウスピースを使った矯正です。
「第2期治療」だけで良いのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「第1期治療」を行うことのメリットとして、ある程度顎と歯の関係を改善しているので、場合によっては必要となる「第2期治療」での抜歯が不要になったり、「第2期治療」としての矯正期間が短くなったりすることがあります。
デメリットとして「第1期治療」と「第2期治療」トータルでの治療期間が長くなる場合があったり、「第1期治療」では小さなお子さんを対象とするので治療の協力が得られない場合に期待する効果が得られないこともあります。
大人になってからの矯正に比べ得られるメリットは大きいと思いますので、お子さんの歯並びが気になる方や学校等の検診で歯並びについて指摘された場合にはお子さんの成長期前に一度歯科を受診されることをお勧めいたします。

浜岡歯科クリニックではお子さんの定期メンテナンス矯正治療も行っています
お気軽にご相談ください

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱田が担当いたしました

そろそろ春ですね

こんにちは☺︎!

最近は暖かい日も増え、春が近くまで来ていることを感じるようになってきました。

そろそろ桜の開花が楽しみな時期ではありますが、
昨年同様、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、従来のようなお花見はできなそうなのでとても残念です(´ `)

東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏でも、緊急事態宣言の解除が本日発表されましたが、
自粛生活はまだまだ終わりが見えませんね。

1日も早く以前のような生活に戻れるよう、一人ひとりが正しく感染予防対策を心がけていきましょう。

さて、私ごとですが、先日お休みをいただき実家の新潟に帰省をしていました。

その時に買い物で出かけたスーパーのレジ横に、このようなPOPが掲示されていました。

新潟県では、平成20年(2008年)に全国に先駆けて「新潟県歯科保健推進条例」が制定され、現在では44の道府県で制定されています。

いつまでもよい歯で、おいしく、楽しく、食べられることを目指し、その実現のために関係者が協力しあおうというもので、
その一環として新潟県と株式会社ロッテが連携し、県民の健康増進を目的として活動しているそうです。

新潟県内にPOPを掲出したり、小売店との共同取り組みとして、
スーパーのイートインスペースを利用した「噛むこと」の大切さに関する健康セミナーを開催するなど、幅広い世代に情報発信をする取り組みを行なっているようです。

新潟県は35年以上にわたり口腔の健康づくりに取り組み、子供の虫歯数が全国一少ないなどの成果をあげています。

県内の小学校ではフッ素洗口を実施したり、歯磨き指導や食事指導も行い、積極的に歯科保健活動を進めています。

新潟県の小学校でのフッ素洗口実施率は89%、全国平均は19%だそうです。

全国的に虫歯のある子供を減らすため、各地でフッ素洗口や歯科教育などの歯科保健活動がもっと普及していくといいですね。

お口の健康は、心と体の健康を維持するためにも、豊かな毎日を送るためにも大切なものです。

毎日の歯磨きに加えて、3ヶ月〜半年に1回は歯科医院での定期的なクリーニングを受けて、口腔内をチェックすることをオススメします。

世田谷区     千歳烏山
浜岡歯科クリニック     歯科衛生士
新保が担当しました。

スポーツマウスガード

皆様お久しぶりです、いかがお過ごしでしょうか。
少し暖かい日も増えてきましたね。
まだまだコロナウイルスもおさまっておりませんので体調管理には皆様お気をつけください。

今回は「スポーツマウスガード」についてお話したいと思います。

少々硬い文章にすると、「マウスガード」は外傷から歯ならびに歯周組織を保護し口腔外傷を減らす為に装着される口腔内弾性装置で、国際歯科連盟や国際オリンピック委員会はアスリートの外傷・障害予防の為にマウスガードの普及に努力すべきだとなっております。

スポーツマウスガード(スポーツマウスピース)はシリコーン製の材質でできていて使用する目的としては
  〇スポーツ中の事故での外傷から歯を守る
  〇顎の関節の保護や衝撃の緩和・脳震盪の予防
  〇くいしばりのあるスポーツ(ウエイトトレーニング等)から歯を守る
  〇バランス感覚や運動能力の向上
などがあります。

アイスホッケー・空手・ボクシング・アメリカンフットボール・ラグビー・ラクロス等、コンタクトスポーツ競技の中にはマウスピースの装着が義務づけられているものもありますが、その他のスポーツにおいても使用の有用性がうたわれています。

種類は以下のような物があります
1.既製品
①ストックタイプ:スポーツ用品店等で販売され調整なしで使用するもの
②マウスフォームドタイプ
A 熱可塑性型 スポーツ用品店等で販売され温湯中で軟化し歯列にはめて合わせるもの
B シェルライナー型 スポーツ用品店等で販売され内側に裏層材を盛り歯列にはめて合わせるもの
 
2.カスタムメイドタイプ (医院等に来院していただき、歯列の型取りをして製作するもの)
①シングルシートタイプ
1枚のシートを加圧または吸引して製作するもので、前歯部の咬合接触が得られなくなる可能性があります。
②ラミネートシートタイプ
複数枚のシートを加熱あるいは吸引して製作するもので、前歯部と臼歯部の頬側の厚みを変えたり、前歯部で咬合接触するように厚みを増したりすることが出来ます。

スポーツマウスガードはしっかりとフィットし外れにくく自分の歯や顎の形にあったものを作りましょう。又、各々のスポーツに合わせて形や厚みを変えることが必要です。

使用後は適切な清掃を行い、変形を生じないように保存する事が大事です。
①清掃方法 プレー直後に水洗いし、その後内面を清掃する。水分補給の成分の残留をなくす事。
②保管方法 清掃後、清潔な容器に入れ、窓辺などの高温になる場所を避けて保管。
③点検 定期的な経過観察をしていく。

マウスガードは一度作ればずっと使えるものではなく、スポーツの種類や個々の咬合によって使用できる期間が変わってきます。咬合状態によっては半年から1年程度ですり減ってしまいます。その為一度作って終わりではなく、定期的なメンテナンスや再製作が必要となります。
通常の歯周病予防のメンテナンスも一緒に行うのが効果的だと思います。
当院でもスポーツマウスガードの作製を行っていますので、スポーツをなさる方は是非スポーツマウスガードをしてスポーツを楽しんでください!

世田谷区 千歳烏山

浜岡歯科クリニック 

歯科医師 濱田が担当いたしました。