噛む力の重要性

こんにちは☺︎
長かった梅雨も明け、ようやく夏本番となりましたね!
毎日気温が高い日が続きますので、くれぐれも熱中症にはお気をつけください。

さて、話は変わりますが、普段の食事でよく噛んで食べることは意識していますか?
噛む力(咬合力)を維持するということは、食生活や身体の健康にダイレクトに繋がっています。
人間の噛む力は食事のときで、だいたい自分の体重くらいの重さがあると言われ、男性であれば60kg、女性であれば40kgほどと言われています。
噛む力が衰えるとどうなることが想像できますか?
食事が楽しくなくなったり、軟らかいものばかり好んで食べるようになることが想像しやすいかと思います。
しかしそれだけでなく、噛む力(咬合力)が衰えると咀嚼力が衰えます。
そうすると咀嚼の回数が減り、脳への刺激が減少することで認知症やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病にまで発展することが考えられるのです。
噛む力が衰える理由は老化だけではなく、食生活の変化や、虫歯・歯周病などの口腔疾患によって歯を失う事でも噛む力は低下します。
噛む力を保つためには、出来るだけ歯を失わないことが大事です。
奥歯の一番大きな第一大臼歯をたった1本失うだけで噛む力は約半分に低下すると言われており、仮に入れ歯を入れたとしても自分の歯で噛む本来の力には及びません。
近年では高齢者だけでなく子供の噛む力も弱くなっているという声もあります。
乳歯から永久歯へ生え揃うのはだいたい12歳前後で、そのころには咀嚼力も乳歯が生え揃った頃のおよそ3倍になると言われています。
筋肉や歯の発育・発達状況によって噛む力や飲み込む力には個人差があるので、お子さまの歯の生え方や食事の様子を観察して、硬すぎず軟らかすぎない食事をさせるように工夫してみるといいでしょう。
噛む力を鍛えるために日々の食事で噛む習慣を身につけることも大切ですが、虫歯や歯周病予防を行い、歯を失わないように取り組むことも大切です。
歯の健康・寿命を守るため、毎日の歯磨きに加えて、3ヶ月〜半年に1回は歯科医院で定期検診を受けて口腔内をチェックしてはいかがでしょうか。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科衛生士 新保が担当いたしました。

人間の噛む力ってどれくらい?

みなさんこんにちは。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界で猛威を振るっています。
日本での感染者は累計1万人を超えたそうです。
感染も全国に広がっていることから「緊急事態宣言」も全国に出されましたね。
1日でも早く以前の生活に戻れるよう、一人一人が責任を持って行動していくことが大事だと思います。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務をされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
パソコンに向かって長時間デスクワークをするとき、無意識に歯を食いしばっていたり、朝起きると顎が疲れていたりする方が多いです。
そこで人間の噛む力はどのくらいあるのか今回皆さんにお話していきたいと思います。

人間が力いっぱい歯を食いしばった時にでる噛む力は、自分の体重に比例しているそうです。
例えば、体重40㎏だとしたら噛む力は40㎏を出すことができます。
40kgの力で噛むってどのくらいなんでしょうね。
かなりの力だと思いますが、感覚的にピンときませんよね。
普段の生活も関係があり、よく固いものを食べている人やスポーツジムなどで鍛えている人は歯を食いしばることが多いので、このような人は最大の噛む力が自分の体重以上になることもあるそうです。
歯ぎしりをしている方は注意が必要で、歯ぎしりで噛む力は噛める力の最大で無意識に噛んでいることが多いため顎の痛みや歯の破折につながります。
一般的に硬い印象のあるせんべいやピーナッツを噛むためには、 せんべいで14kg、ピーナッツで約12kgの力がいるそうです。
硬い食べ物を噛み砕くためには、これくらいの力が歯と歯茎にかかってきます。
食べ物を美味しく味わいながら噛もうと思えば、 これらの力に耐えうるだけの健康な歯と歯茎が必要ですよね。
みなさん奥歯を虫歯や歯周病で失ってしまい、抜いたままにしていませんか?
実は奥歯が1本でも抜けてしまうと噛む力が半減してしまうと言われているほど奥歯って大事なんですよ!
噛めないと食事の楽しみも半減・・・食いしばっても力が出せずおもいっきりスポーツも楽しめなくなってしまいます(;o;)
自分の歯で食事が出来れば健康な生活に繋がります。しっかり噛める歯を大切にしましょう!

 

担当は歯科衛生士新保でした☺︎