かぶせた歯は痛くないから大丈夫?

こんにちは、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今週で9月も終わり、暦的にはもちろん気候的にも本格的に秋に入ります。

近所の公園に彼岸花が咲き乱れています。彼岸花は朱色が当たり前だと思っていたのですが白い物も混ざっていて、これはこれで綺麗だなと感じながらいつも通勤しています。

彼岸花が咲く時期、お彼岸ですね・・・皆さんお墓参りに行きましたか?

行くまでは面倒だなと感じてしまうのですが、行ったら行ったで心が安らぐのはどうしてでしょう?毎回、やっぱり行って良かったなと思います。

さて話は変わりますが、被せた歯はもう虫歯になることはないと思っている方はいませんか?だって痛みも感じないし、虫歯になっても大丈夫などと思っていませんか?

被せた歯は、大体が根の中の神経を取ってから土台を入れて、しっかり被せている(いわゆる差し歯)ので、痛みを感じないことが多いです。

しかし、根元と被せ物のわずかな境目から、虫歯菌が侵入してそこから虫歯になることも多いのです。

歯ぐきで隠れていて境目が見えないことも多いので意識しづらいですよね!

痛くないので、中でむし歯になっていても気付かなかったなんてこともあります。また、金属で被せている場合は中の虫歯はレントゲン写真ではうつりません。根が虫歯によりダメになったら差し歯もできなくなります。虫歯菌は細菌ですのでしっかり被せてもその境目から侵入してしまうことも・・・

なので普段ご自身でしている毎食後の歯磨きはもちろん、細菌を減らすためにも定期的にするプロフェッショナルなメンテナンスも必要なのです。虫歯を削って取り除いた。詰めた。被せた。で安心ではありません!

10月は土曜日のみ来年のカレンダーを配布し始めます。毎年大変ご好評いただいております。

今年もあと3ヶ月で終わりだと考えるとあっという間ですね。年取るのも早く感じます。

彼岸花が終わったら金木犀の花が咲き始めますね。今、金木犀の香りのヘアオイルや香水が流行っているそうです。通勤の電車の中にも漂って来ます。金木犀アレルギーの私は秋以外でもこの香りを嗅ぐのか・・・と思っています。

この時期に多い台風で花が一気に落ちるのを待ってみます。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

受付助手 開作が今回担当させて頂きました。

 

 

自費の白い治療(クリスタル・ジルパール・ジルジュエル)と保険の白い治療(CAD CAM)の違い

猛烈な暑さはやや落ち着いて朝晩は少し涼しさも感じられるようになってきましたが引き続き冷房の使用やこまめな水分補給等を心掛け、熱中症にはお気を付けください。

今回は自費の白い治療(クリスタル・ジルパール・ジルジュエル)と最近適用範囲の増えた保険の白い治療(CAD CAM)の違いについてです。

1.自費の白い治療は色調の種類が多く自然な仕上がり

自費の白い治療の色調は、基本色がクリスタルで16種類、ジルジュエルで13種   類ありさらにステイニング(加色)することで無限の色調を作ることができるた め、個人の歯に合わせた自然な仕上がりが可能です。保険の白い治療は基本色5種類のみで周りの歯に合わせることが難しく、またホワイトニングした歯などに合う白い色調もありません。

2.自費の白い治療は削る量が少なく歯にやさしい

自費の白い治療はセラミックやジルコニア製のため、プラスチックに比べ強度が2-3倍以上高いので詰め物や被せ物を薄く作ることができます。そのため削る量が少なく歯にやさしい治療法です。保険の白い治療法はプラスチック製のため、割れないように厚く作らなければならず、自費の白い治療に比べ2-3倍歯を多く削る必要があります。そのため歯によっては治療後にしみたり痛みが出てしまう事があり、歯の神経を取る治療が必要になる場合があります。神経を取ると歯の寿命が半分になるという研究結果もあります。

3.自費の白い治療は変色せずなおかつ衛生的

自費の白い治療はセラミックやジルコニア製のため、吸水性がなく変色がありません。また水分とともに細菌を吸い寄せることもなく衛生的です。保険の白い治療はプラスチック製のため、吸水性があります。水分とともに色素を取り込んで変色したり、細菌を吸い寄せるので虫歯の再発や歯周病のリスクが高くなります。

以上のような違いがありますので治療が必要な時には参考にされてください。

注)数値は当院で採用している材料の値です。メーカーによって異なる場合があります。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 阿部が担当しました。

根管治療

皆様お久しぶりです。
コロナウイルスが猛威をふるっておりますが、自分や周りの人の為に自身でできる限りの感染予防対策を互いにいたしましょう。

今回は「根管治療」についてお話したいと思います。

歯医者さんに来て、むし歯になってしまたった歯や歯茎の腫れの治療として「歯の神経をとりましょう」という言葉を聞いたことがあると思います。しかし実際には「とっておしまい」というわけではなく、むしろとってからの処置が重要なのです。
根管治療では時間や治療回数がかかる場合があり、何回やったらおしまいですと予測がつけ辛い治療です。そこで「歯の神経をとる」ことの意味と処置についてお伝えしたいと思います。

むし歯が進行してしまうと…
歯の中には根管と呼ばれる管があり、その中に歯髄とよばれる部分が入っています。この歯髄がいわゆる「神経」です。むし歯が進行し大きくなってしまい細菌に神経が侵されると、とても強く痛むようになります。この状態を我慢してしまうと歯はボロボロになったり、感染が根の先や周りの顎にまで広がり歯を支える顎の骨が溶けてしまう程広がってしまうこともあります。
そうなる前に、感染拡大を防ぎ、歯を守るために行うのが「神経をとる」といわれる治療です。

実際は根管治療をするといっても、簡単に歯髄部分が簡単に綺麗になるわけではありません。細菌に感染した神経が根管内に少しでも残っていれば、また感染が広がり痛みを生じることもあります。
また歯髄部分を取り除いてもそこにしっかりと薬を詰めなければ、再感染してしまう事もあります。薬を詰めるには根管の形や太さを整える必要があります。これらの一連の処置を「根管治療」と呼びます。

根管治療はとても複雑な治療です。
根管の形等は、歯の位置による差や個人差があり、根管の直系が0.1mm以下のものもあれば、曲がっていたり枝分かれしていたりと複雑です。海外では「根管治療」ではなく「抜歯」を選択することも珍しくないという話もあるようです。
根の治療では時間のかかる場合もありますが、歯を守るための大切な処置ですので、ぜひ最後まで通院し処置を完了していただけますようよろしくお願いいたします。

歯科医師濱田が担当いたしました

むし歯

皆様お久しぶりです、いかがお過ごしでしょうか。
気温も低くなり冬がやってきましたね。インフルエンザも流行っているようですので、皆様お気をつけください。

今回は初心に帰って「むし歯」についてお話したいと思います。

歯医者さんに来て、むし歯だった歯に「つめもの」や「かぶせもの」をつけてもう大丈夫と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし実は治療した箇所はむし歯になりやすい環境なのです。「つめもの」や「かぶせもの」と歯の境目は精度を高く作っても長年の使用と共に少しずつ隙間ができてしまったり、かけてしまう事もあります。
また、一度むし歯になったと言う事は、その原因であるむし歯の原因菌がたまり易い環境であると言う事なので、治療したところほどしっかりとしたメンテナンスが必要となります。

むし歯が進行してしまうと歯の中にある「神経」の治療をしなければならない事がありますが再度むし歯になってしまうこともあります。
神経の治療をすると「歯」そのものは痛みを感じなくなってしまうので自分では気付かないうちにむし歯が大なってきくなってしまう事もあるので気をつけてください。
歯の神経が入っている部屋には血管も通っているので歯に栄養も送っていますが、神経の治療が必要な程のむし歯になってしまうと栄養分もこなくなってしまうので歯が脆くなったりしてしまう方もいらっしゃいます。
神経の治療をした虫歯の歯にはさらにお手入れに注意が必要です。

さて「むし歯」にも削ったりしなくて良い場合があります。「初期むし歯」と言われる状態で、歯の表面に白い斑点がみられたり茶色っぽく変色している状態で凹んだりしていない状態です。
適切なケアができていれば歯の表面は脱灰と再石灰化を繰り返す事で現状を維持する事ができるのです。
しかし健康な歯の表面に比べ弱い状態なので脱灰が進んでしまうと治療が必要な「むし歯」になってしまいます。
定期的なメンテナンスで早期発見できれば大きな治療をせずに、進行を防ぐ可能性を上げる事ができると思います。

むし歯は「痛くなってから…」では神経の治療が必要になったり、つめもの・かぶせものを外して、大掛かりな再治療などが必要になってしまう事があります。
歯を守るためには定期的なチェックが欠かせません、是非メンテナンスにいらしてください。
ご連絡お待ちしております。

歯科医師濱田が担当いたしました。