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2022.03.13

レントゲン写真

皆さん、こんにちは。

この週末は一気に気温が上がり、春も目前ですね。薄手で過ごせるのが、待ち遠しいです!

さて、皆さんはX線写真からどんな情報を読み取ることができるかご存知ですか?

虫歯の治療や定期健診で、X線写真を撮ったことがある方も多いかと思います。X線写真からは、たくさんの情報を読み取ることができるので、その例を紹介していきたいと思います。

①虫歯

X線は、被写体の質により透過しやすいものと透過されにくいものとに分かれます。この透過の差を白黒の濃淡で写し出したものがX線写真です。

歯や骨などの硬組織や歯石、金属、ジルコニアなどは密度が高くX線を透過しにくいため白く写ります。逆に粘膜や歯肉といった軟組織や空気を含む空洞の部分は密度が低いため黒く写ります。

虫歯は、酸によって歯の本来の硬さが失われているので、X線写真上では黒っぽく写ります。目視できない歯と歯の間の虫歯や、詰め物の下の虫歯等はX線写真で確認します。

 ②歯周病

歯石の有無や、骨が溶けてしまっていないか、骨欠損がある場合どの程度か、等を確認します。

歯周病の進行や経過、咬合などの修飾因子もみることができます。 

③歯の破折

歯の破折は歯冠部(歯の頭)破折か、歯根部破折かといった部位ごと、神経のある歯か否かなどにより対応が変わります。折れてしまったところには破折線という黒い線が写ります。

④補綴物

詰め物、被せ物、ブリッジなどの補綴物の形態、適合状態、二次虫歯ができていないかなどを確認します。

⑤インプラント

術前、術後ともに活用します。周辺骨の状態や、埋入後にトラブルが起きていないか、周囲炎が起きていないかなどを確認します。

⑥全体の写真(パノラマX線写真)

過去の治療痕をはじめ、副鼻腔(上顎洞)、顎関節、上下顎の骨、歯槽骨(歯を支える骨)、下顎骨下縁まで総覧できます。

このように、たくさんの情報を読み取ることができます。

お口の健康のためにも、定期検診を受け、必要であればX線写真を撮ることをおすすめします。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科助手 星野が担当いたしました。

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